トリコ   用語集

 

 

 

アイアンステップ #278〜

 鋼雲が浮力を得るために降らせる、足踏みする鋼鉄の雷雨。巨大な足形をしている事からこう呼ばれる。

IGO #1〜

 加盟国360を数える、国際グルメ機関の通称。元は国連の一専門機関だったが、グルメ食材の需要に伴って主要機関となり、GA15年に独立して巨大国際組織へと発展した。本部は大海に浮かぶ御膳のような超巨大建造物で、世界の安定と秩序を守るべく日々励んでいる。主な役割は新たなグルメ食材の発見・その研究開発・食の流通と治安維持の3つであり、運営資金はグルメ税で賄われている。会長の一龍と副会長の茂松(人間界荒廃後はマンサム)の下、事務・開発・法務・管理・財務・広報・防衛各部門を統括する局長たちを始めとして、多数の職務を担当する職員の数は世界で数万人にも及ぶ。なお、彼らの間の挨拶は「ごちそうさまです」が一般的。

IGO開発局 #4〜

 マンサム(人間界荒廃後はヨハネス)が局長を務めている、IGOの部署の一つ。8つのビオトープとグルメ研究所を統括し、猛獣や食材の品種改良・新規開発を積極的に行っている。ビオトープ内の食材の持ち出しは原則禁止。

IGO管理局 #19〜

 ワインが局長を務めている、IGOの部署の一つ。本部や各ビオトープを始めとする建造物、捕獲専用機やグルメ戦車などの乗り物などの全てを一元管理している。局員は各分野のメンテナンスのプロで構成され、組織の活動を陰で支えている。

IGO広報局 #19〜

 ナーロイドが局長を務めている、IGOの部署の一つ。組織の活動内容の公表、第1ビオトープの観光案内などを行っている。

IGO財政局 #19〜

 武流が局長を務めている、IGOの部署の一つ。組織全体の財務管理、グルメ相場の調整などを行っている。

IGO事務局 #1〜

 ウーメン梅田が局長を務めている、IGOの部署の一つ。各局の連携を取り持ち、組織が最大限の力を発揮できるよう取り纏めている。組織の頭脳ともいえる存在で、会食の仕切りや美食屋への依頼など、大小様々な連絡を的確にこなす。

IGO防衛管理局 #111〜

 レイが局長を務めている、IGOの部署の一つ。グルメ界からやってくる生物の駆逐・捕獲・隔離を始め、グルメ界との境にある関所の全てを統括管理している。また、第0ビオトープと協力して人間界におけるニトロの隔離と監視も行っている。

IGO法務局 #8〜

 グラスが局長を務めている、IGOの部署の一つ。グルメ犯罪者の逮捕と死刑執行が主な仕事で、グルメ警察やグルメ刑務所を統括している。

氷銃 #76〜

 シンが携帯している、冷気を凝縮して弾丸にする特殊な銃。

アイスショック #330〜

 カキノキッシュが勤めている水圧食感料理店。

アイスヘル #68〜

 年間の平均気温が−50℃という、1300万平方kmにも及ぶ全てを凍らせる氷の大陸。猛獣の捕獲レベル以上に、気候のせいで危険区に指定されている極寒地獄である。今のような冷凍保存や品種改良などの技術が無かった大昔の美食屋たちが、自身のフルコースなどを保存するために利用していたため、美食の冷蔵庫とも呼ばれる。そしてその代表ともいえるのが、大陸中心部に存在するグルメショーウインドーである。なお、センチュリースープが溶け出す時期には、メタンハイドレードの影響で温まった氷山に寄せられた大気が猛吹雪となり、一気に大陸の外に向かって吹き返す。

アイスマシンガン #78〜

 氷銃を連発できる、冷気を凝縮して弾丸にする特殊なマシンガン。

青い宇宙 #396〜

 グルメビッグバンで形成された、五色の宇宙の一つ。美食物質が満ち溢れている。星のフルコースを持ち出した神の内、三男が護っている宇宙である。この宇宙の出身者は青い細胞を持ち、青の食材を好む。

青空コロニー

 フトモが経営しているBBQ料理店。

青の食材 #393〜

 青の細胞を持つ者たちにとって、最高の御馳走になると思われる食材の総称。詳細は不明。

赤い宇宙 #358〜

 グルメビッグバンで形成された五色の宇宙の内、地球の存在する宇宙の呼び名。美食物質が満ち溢れている。星のフルコースを持ち出した神の内、長男が護っている宇宙である。この宇宙の出身者は赤い細胞を持ち、赤の食材を好む。

アクアマウンテン #66〜

 標高が1万m以上もある、エアアクアの湧き出る山。

悪霊たちの港 #110〜

 ユトウ島に存在する、グルメ界への陸路での入り口の一つ。最新機器を備えた船でも、迷い込めば島を発見すらできずに座礁してしまう。無数の船の残骸で海が埋め尽くされているほか、中には空に浮遊し白骨が乗り込んでいるものもある。幾つかある入界ルートの中でも、最も危険度が高いという。

味仙人 #266〜

 果てしなく永い悠久の日々を料理の研究に費やした3人のレッドニトロ、ジジ・カカ・チチの通称。それぞれが金のシェフ・銀のシェフ・銅のシェフ(纏めて三シェフ)と呼ばれており、彼らの名付け親は一龍である。彼らはグルメピラミッドや山の大陸の地下遺跡などに、乾眠中に失われることの無いよう特殊調理食材のレシピを壁画や本などにして残してきている。かつてはブルーニトロに仕えていたが、彼らの目的がネオの復活と知り裏切った。

雨魂 #279〜

 雨の大陸に降る雨の一種。文字通り雨の魂が降っているらしいが、詳細は不明。

雨の大陸 #283〜

 馬王ヘラクレスが君臨する、人間界の西部に位置するグルメ界エリア8の通称。ヘラクの一族の呼吸により、大陸全土が常に空気が薄い状態にある。よって必然的に気圧も低くなっているほか、ヘラクたちに吐き出された毒素を含む空気が上昇気流で上空に満ち、多種多様な豪雨となって降り注ぐ。

アルティメット・ルーティーン #209〜

 プリショット・ルーティーンの上を行く、全てを支配する王の所作。これに呑まれた者は、自分を俎板や皿などに載せられた食材と錯覚し、明確な死のイメージを見せつけられる。何が起きても動じない集中力、自己暗示ともいえる圧倒的な思い込み、一分の隙も無い完全な自信の全てが揃った時、技の可能性が無限に高まり勝利のイメージに辿り着く道筋を示すのである。決して疑わず恐れず不安を抱かず、必ず勝てるのではなく既に勝っていると強力に信じ込む事ができれば、揺るぎない勝利のイメージが実現する。

アングラトレイン #160〜

 地下500mを走る列車で、ジダル王国の中心地へ向かう唯一の鉄道。

アングラの森 #111〜

 命の滝壺の直下に位置する、人間界から見て海抜−2万mにあるグルメ界の森。その分地球の核に近いため、重力が人間界の数倍にもなっている。

東マウンテンエリア #299〜

 100Gマウンテンの東側に位置するエリア。

一島丸ごとクッキング #216〜

 第50回クッキングフェスティバルの予選3回戦。詳細不明。

一刀柳刃 #122〜

 詳細不明。世界一の鋭さを誇る、メルク包丁の一つ。

いにしえの沼地 #36〜

 リーガル島内に存在する、太古のグルメ食材が数多く眠る底なし沼。水温は5〜6℃と冷蔵庫のように低く、食の博物館ともいわれる。日々グルメ食材の奪い合いが行われていて、食物連鎖が盛ん。

命の滝壺 #110〜

 ザーベル島に存在する、グルメ界への陸路での入り口の一つ。大きな海抜の差によって最も邪魔が少なく入界しやすいと言われるが、それはあくまで他と比べての事であり、容易いわけでは決してない。毎年数百人が入界を望み飛び込んでいるものの、生還者はほぼ皆無。命を捨てるために飛び込んでいるようなものであり、その有様が名前の由来になっている。

いばらの海 #273〜

 ユトウ島付近に存在する、棘波の荒れ狂う海域。

茨の根 #256〜

 カイトラが武器として用いる、全体的に鋭い棘の付いた長大な鞭。

癒しの森 #94〜

 ライフ周辺に広がっている森。

Weaving #332〜

 アサルディーの蔵書の一つ。詳細は不明だが、後味の微妙な駄作らしい。

ウージャングル #55〜

 世界の台所から西方へ6万5千kmに位置する、多数の食獣植物が棲む植物地獄。グルメ界から飛来した種子や胞子から芽吹いた植物獣類で溢れており、BBコーンが根付く人間界で唯一の場所。とにかく棲息している植物の成長が早いため、森は刻一刻と広がり続けている。

ウール火山 #58〜

 北ウール大陸北部に存在する、ウージャングルから北へ1500kmの位置にある火山地帯。ホットスポットと呼ばれており、極めて高温のマグマ(1400℃)が地下を流れている。地上もサウナのように熱く、地面に接している岩石などは1200℃にもなる。故にそれらの融点は非常に高く、腕のあるグルメ職人が鍋の材料にする事もある。噴火時に周囲に降り注ぐ火山灰は、程良い塩分と豊富なミネラルを含んでいて、スパイスにぴったり。

西マウンテンエリア #299〜

 100Gマウンテンの西側に位置するエリア。

魚奇 #118〜

 300年の歴史を持つ寿司の名店で、特殊調理食材を多く扱うメルクのお得意様の一店。力也が勤めている。

旨潮 #328〜

 グルメ界の海に連なる、旨味の海流。その流れはブラックトライアングルから生み出されている。

海山 #308〜

 グルメ界に存在する、まるで山の様にそそり立つ海。中には広大な空間があるらしく、そこが新しい美食會のアジトとなっている。

占い鮨モンチー #176〜

 スキルガーデンに存在する、モンチーが経営している鮨屋。建物が寿司そのものの形をしている。

裏の世界 #294〜

 人工的に作り出した時空の歪みから生まれる、時間の流れが非常に遅い世界。いわば擬似的な魂の世界だが、確実に時を刻んでいるため生身の人間でも普通に存在できる。ただ作り出すにはペアとアナザを食して新たな味覚を知覚し、更にニュースを食してグルメ細胞を活性化するのが絶対条件(持続時間には個人差有り)。なおこの世界もグルメ細胞の記憶の一つであるほか、鹿王スカイディアは逆に時間の流れが非常に速い世界を作り出せる。

益獣 #357〜

 遙かなる昔にニトロたちが管理していた、惑星にストレスを与えるための魔物の総称。彼らは惑星に棲息する生物たちへ肉体的なショックを、恐怖・絶望・不安といった食われるという確実な死へのストレスを与える事で、生物たちのみならず惑星そのものの旨味を引き出す役目を帯びていた。

エコランド #178〜

 粗食の丘の近くにある、ノンチーが村長をしている村。電気もガスも水道も無く、自然と共に自然のままに生きる人々が暮らしている。100%大自然の恵みのみで生計が建てられている、地球上で最も地球と生き物に優しい場所。

エブリ川

 詳細不明。焼水はザウスのフルコース「ドリンク」に指定されている。

エリア6 #323〜

 鯨王ムーン及び七獣が君臨する、人間界の南部に位置するブラックトライアングルを中心とする地域。数多くの食霊がいる場所で、グルメ細胞の化け物もうようよいる。何より強さがまるで意味を為さない特殊な世界であり、霊食を調理できる腕が必須となる。ちなみに今でもジャイアントシェル内部に文明が栄えていて、ジジが隠れ住んでいる。

エリア0 #373〜

 ブルーニトロの目論見で宇宙から飛来した、グルメ細胞付の隕石が落下した場所。エリア1の中心部から地下3万5千kmに位置し、ここにセンターが眠っている。万物の命を生み出すグルメ細胞発祥の地であり、旨味が滴るどころか噴火して飛び散っている食材の楽園。地球の旨味はここで新たな食材となり、生まれ変わっていく。地球のフルコースをGODまで食した者は、自ずとここへ導かれるという。ただしGODを食していない状態で入ろうとすると、エネルギーを吸う特殊なマントルの影響を受け、カラカラに干乾びてミイラになってしまう。

エリア1 #326〜

 竜王デロウスが君臨する、人間界の北西部に位置する地域。中心部にエリア0が存在する。

エルス山

 詳細不明。ここから出る湧き水は鉄平のフルコース「ドリンク」に指定されている。

エロッチ #270〜

 チチの所有しているエロ本の一つ。780円。

エンジェル酵母 #232〜

 隠れみの部屋の材料となる、ぴぴが扱う酵母。詳細は不明。

エンドルフィンスモーク #49〜

 鈴が使う香水の一つで、痛みを和らげる効果がある濃縮液。

猿武 #297〜

 山の大陸に棲息する猿たちに猿王バンビーナが伝授した、モンキーダンスとも呼ばれる野生の格闘術。元々は文字通り決まった型のあるダンスであり、これを踊りきった時こそ猿王の感情が喜びで満たされる。己の身体を構成する細胞一人一人の意思を統一し、エネルギーの流れを正確に捉えて如何なる力でも効率よく受け流す事を基本とする。ただしその神髄は防御ではなく攻撃であり、細胞一人一人の意思を全て攻撃に転化した際に生まれる莫大な力こそが奥義となる。実力によって上から師範・師範代・六段〜九段・初段〜五段・5級〜1級・10級〜6級・新入りとランキングが定められており(ビービーダンゴムシのお手玉でレベルを測れる。新入りで3個、有段者で0〜20個、師範代で30個、師範で50個が目安)、僅か4頭しかいない師範のみが猿王バンビーナより自由な捕食と交尾を認められている。ちなみに大陸全土に強いられているルールは全て、食べ物を独占し上の地位へ昇るために師範たちが決めたもの。瞬間的に捕獲レベルを上げ打撃の衝撃を体内で流動させ体外へ逃がす「打撃流し」、渾身の力で大地を殴り付け地割れを起こす「山割り」などの技がある。

エンペラーリング #250〜

 グルメ界で王者と呼ばれる強獣が相見える時、その場所を中心に発生する大気の渦。弱者が巻き込まれればほぼ確実に命を落とすため、グルメ界でも屈指の立入禁止区域である。

老いの洞穴 #356〜

 グルメの園の入り口になっている、通常の20万倍の速度で年を取る洞窟。しかも中は巨大迷宮になっており、優に数千kmもの道程がある。1時間で約23年もの歳を経てしまうため、裏の世界を使わないと人間はほんの数時間で死に至る。

オイルキング #212〜

 わぶとらが勤めている、揚げ物料理を扱っている十星料理店。

王室 #347〜

 常しえの厨房地下深くにある、ドン・スライム専用のコピールーム。

王食晩餐 #206〜

 食物連鎖の頂点に立つ最強の捕食者だけがグルメ細胞から体外へ取り出せるという、唯一無二の食欲を具現化したエネルギーの塊。食べると決めたあらゆる食材を薙ぎ倒し食い散らかし、その旨味で際限なく大きくなり、食べ尽くすまで決して止まる事は無い。ただ食材と認めていないものに関しては、例え口に入っても傷付ける事なく優しく保護する。

オーガ #366〜

 グルメ細胞の悪魔の一種。オーガーがこれに属する。

オトギの城 #156〜

 大竹が経営している、メルヘン料理専門の7ツ星レストラン。店の評判を上げるために高級食材ばかり使っているが、それは出来る限り子供向けのメニューを作りたいからである。

鬼ヶ村 #282〜

 妖食界に存在すると思われる、鬼たちが住んでいる村。

鬼の口 #1〜

 バロン諸島唯一の入り口である、マングローブのトンネル。

怪奇谷 #281〜

 妖食界に存在する、河童温泉がある谷。

回転島 #325〜

 激しい海流でグルグル回されている島々の総称で、グルメ界エリア6の名物。別名クレイジーメリーゴーランド。

拡音石 #121〜

 ガンセキコンドルの声帯から採取できる、周囲の音を数倍に拡大・反響させる不思議な石。極稀に市場に出回る事があり、実用性を兼ねた収集品として人気が高い。価格は1個につき50〜100万円。

カクテル島 #176〜

 酒豪諸島を形成する島の一つ。天然で様々な種類のカクテルが穫れるほか、いたるところにカクテルの川が流れている。

ガッツ #118〜

 グルメタワー最上層階(312F)に存在する、ルルブーが経営している7ツ星の料亭。数多くの系列店が存在する。

ガッツグループ #204〜

 世界中に存在する、ガッツの系列店の総称。2万人の料理人が所属している。

河童温泉 #281〜

 怪奇谷に存在する、河童たちが管理していると思われる温泉。

河童食堂 #281〜

 恐らく河童が経営していると思われる、妖食界にある食堂。

河童谷 #282〜

 妖食界に存在する、河童たちが住んでいる谷。

神蕎麦

 神笊が経営している蕎麦屋。

神鉄

 モーが経営している、鉄板焼き専門料理店。

亀の里 #330〜

 メイメイが経営している海鍋料理店。

カラオケ食堂

 こゆびが経営している歌料理店。

ガリボックス #64〜

 グルメタウンの各所に設置されている、味消し生姜で作られたガリの無料提供装置。前の店で食べた食材の味を消してから次の店へ行くためのもので、店同士が公平に味を競えるようになっている。

Calolie #158〜

 グルメ雑誌の一つ。オトギの城の取材を企画した。

感謝の泉

 詳細不明。泉の水を塚使ったみそ汁は千代のフルコース「スープ」に指定されている。

完美大理石 #32〜

 ロックドラムの甲殻を加工してできる、世界一硬くて美しい大理石。サニーはこれでできたスープ皿(推定価格60万円)を保有している。

漢方樹

 詳細不明。捕獲レベル不明。樹液スープはユダのフルコース「スープ」に指定されている。

きさまと俺は水と油 #213〜

 わぶとらの最新作の著書。小松も予約済み。

北ウール大陸 #56〜

 北部にウージャングルを擁する、人間界でも3番目に広大な面積を誇る大陸。総面積1億2千万平方kmで赤道から南緯20〜30°に位置し、熱帯のジャングルから巨大な砂漠まで様々な気候と環境が存在する。

キッチンドーム #204〜

 5万個の厨房を内包している、大きな卵型のドーム。

キャプテンバーガー

 キャプテン・ダッコが経営しているハンバーガー屋。20万円もする高級バーガーがあるらしい。

キャンピングモンスター #272〜

 移動しながら中に住むことのできる猛獣たちの総称。自らがいわゆる安全地帯になれるので、セーフティモンスターとも呼ばれる。彼らの体内は時間の流れが外界と違っており、外界の一時間が体内の二日に相当する(裏の世界の一種ともいえる)。なお万一敵に襲われた時の非常手段として、気配の全てを胴体に残し頭部だけ完全に逃げ切る「自切モード」を持っている猛獣もいる。この時は外部のあらゆる影響を受けない完全なる安全地帯となるので、中にいる全ての者の絶対的安全が保障される(ただ自ら動くことはできない)。ちなみに、自切した体は2〜3日で再生する。

休眠エキス #78〜

 鉄平がイヤリングにして持ち歩いている、様々な動植物のエキスを調合したオリジナルの合成エキス。これをかけられた動植物は一時的に休眠状態に陥り、細胞が縮小もしくは死滅する。使い方を誤ると甚大な被害を出す劇薬のため、グルメ八法で厳しく使用制限されている。価格は1滴に付き1500万円。

仰天祭 #146〜

 びっくり農場で年に1度行われる、実を付けたビックリアップルをビビらせる祭り。ビビらせたリンゴはそのまま持ち帰る事ができるため、世界中から数万人もの人が集まるという。

巨万の一坪 #147〜

 よっちが所有している、ミーコが唯一卵を産む土地。自身の寿命を悟ったよっちが最低価格100億円で売りに出し、人柄を気に入ったトリコと小松に100万円で売り渡した。

銀河組 #178〜

 素顔を隠し夜に活動する、グルメ騎士の組の一つ。月丸が所属している。

キングスリープフレグランス #221〜

 鈴が使う香水の一つで、キングナマケモノの細胞から抽出した睡魔を誘う濃縮液。一嗅ぎした者は1ヶ月以上目覚めない上、その睡魔は伝染性を持つ。兵器としても利用される事があり、無闇な使用は法で固く禁じられている。

金の調理器具 #328〜

 グルメマテリアルを持つ七獣から造られる、味仙人たちも愛用した7つ道具。鮫王電撃鮫の歯で造られた包丁、亀王パンドラの岩石で造られた鍋、瑚王サンゴーレムの胴体で造られた俎板、鱗王アトランティスの鱗で造られたフライパン、蛸王ヤマタコオロチの足で造られたおたま、海王オーシャンの皮膚で造られたエプロン、貝王ジャイアントシェルの鉱物で造られたフライ返しを指す。魂の世界に持ち込めて霊食を捌ける唯一無二の調理器具であり、一式がブルーグリルやジョアの厨房に保管されている。ちなみに製作する場合の材料調達方法は、一人でめいっぱい引き続けて引っこ抜くだけというシンプルさだが、その期間は体感時間で約10年という長期に亘り並の忍耐では実現不可能。加工についても一筋縄ではいかず、金のハンマーや金の土台(双方とも入手法などは不明)を最大限に活用して形を整えていくのだが、それには途方もない時間が掛かる。また金の皿・金の缶詰・金の俎板等、実に多くの種類が存在する。

クッキングアイランド #211〜

 4年に一度クッキングフェスティバルが行われる、料理人の聖地とも呼ばれる島。面積は1万8千平方km。観光客は1日平均1億人、年間では360億人を超えるといい、フェスの開催日ともなれば10億人もの観戦客が訪れる。

クッキングスタジアム #211〜

 クッキングアイランドにあるクッキングフェスティバルのメイン会場で、収容人数1億人を誇る屋外ドーム。面積は35平方km。 

クッキングフェスティバル #173〜

 クッキングアイランドで4年に一度行われる、料理人の世界一を決定する食の祭典。200年前(GA304年)から行われている由緒ある祭りで、今回でちょうど50回目の開催となる。世界中から優れた料理人がスーパーコックの称号を目指して集まるため、グルメ番組の中でもこれの中継は平均視聴率95%を誇る。更に決勝などが放送されるゴールデンタイムに至っては、瞬間最大視聴率99%にもなる。世に与える経済効果は4千兆円とも5千兆円ともいわれ、各テレビ局は放送権の獲得に社運を賭けて巨額を投じる。1回30秒のCM放送権料は平均100億円、1日かけて行われる全CM枠は毎回数分で完売する。語られる伝説も数知れず、ゴールデンタイムに流れたCMの歌が1日で5千万枚売れた、関連書籍に10億冊の予約が入った、ある自動車会社が1千万台もの車を売ったなど、枚挙に暇がない。

クッキングホリデー #211〜

 国民の食日(祝日)と呼ばれる、クッキングフェスティバルが行われる休日。世界中ほとんどの街から人の姿が消える。

雲隠れ割烹 #158〜

 ロストフォレスト内部に存在する、千流が料理長を務める伝説の十星料亭。扱っている食材は全て特殊調理食材兼特殊賞味食材で、僅かな動揺や微かな気の乱れといった客の精神状態をも嗅ぎ分け反応してしまうので、食義を心得たものでないと食べる事すらできない。そもそも店の全てが隠形樹で作られているため、繊細な食材を脅かす乱暴な生物が近付くとたちまち姿を眩ませてしまう。故に例え予約をしたとしても辿り着けない者が多く、仮に入れたとしても食べられるとは限らない。

雲の大陸 #246〜

 烏王が君臨する、人間界の北部に位置するグルメ界エリア3の通称。グルメ界G地区とも呼ばれるグルメ界一過酷な世界で、大陸全体が毒の雲海に覆われており歩ける場所は限られている。誤って雲海に落ちれば命は無く、知恵熱橋を歩くのが最も安全な移動法。

クラウドマウンテン #356〜

 雲の大陸に存在する、毒の雲海に覆われた巨大な雲山。噴火時に噴き出すマグマは宇宙にまで達し、アトムの原料となる。

KURAKAGE #212〜

 倉影が経営している、1店舗のみで年商2千億円を誇る驚異のラーメン屋。一日中行列が途絶える事が無いという。

グラデ砥石 #118〜

 初代メルクが採掘した、1つで荒砥・中砥・仕上砥全てを行える天然砥石。

クリアゴールド #277〜

 黄金の沼を形成している、比重と透明度のとても高い砂金。常にゴールドラビリンスへ流れ込んでいる。

グリーンレイン #201〜

 グルメ界で降るという雨の一種で、別名患いの雨。不気味な黄緑色をしており、人間が少しでも浴びた場合1時間以内に死ぬ猛毒を含んでいる。

栗坊鍋 #64〜

 数千度の熱で半年煮込み続けても1mmも変形しないという、栗坊が作った最高級の鍋。価格は1個につき120万円。

グリルスタジアム #330〜

 ブルーグリルの中心部に存在する施設。詳細不明。小松達人間界の料理人が十貝五人衆と料理を競う会場で、優に3万人は収容できるほどの規模。なお地下10階には、十貝五人衆の控室がある。

グリルトレイン #344〜

 ブルーグリルの中を走っている、シェルマウンテンとスラム街を繋ぐ列車。黄泉への列車とも呼ばれる。

グルだらけ #8〜

 カーネル・モッコイが経営している株式会社で、食料品全般を扱う年商20兆円の巨大企業。フグ鯨捕獲のために名のある美食屋を雇う事に成功し、株価が暴騰した。

グルメID #25〜

 GA50年にIGOが導入・保有している、加盟国の人間全てのグルメデータ。食情報を詳細に脳の海馬から読み取ったもので、個人の識別及び認証精度はDNA認証にも匹敵する。表向きはあくまでも食文化の調査データだが、特定の場所での本人認証・美食屋の捕獲履歴の確認や証明・グルメ犯罪の調査・医療目的での使用など、利用頻度は非常に高い。ただし最高機密の個人情報でもあるため、特別な場合を除いてIGOの幹部でも閲覧は禁止されている。データの持ち出しは不可能に近いが、それ故に有名な美食屋のデータなどが流出すれば、闇ルートで高額取引される事もある。なおデータは3年に1度の更新義務があるものの、様々な理由により更新を拒む者も多い。その中には更新すると捕まってしまうグルメ犯罪者も含まれており、不可能に近いデータの改竄を試みる者も少なからずいる。ちなみにそれが発覚した場合、問答無用で無期もしくは極刑となる。

グルメIDカード #64〜

 IGO加盟国の国民が持っている、グルメIDがコピーされたカード。公的な身分証明用のもので、違法な読み取りを防ぐためにありったけの最新技術が詰め込まれている。

グルメアイテム #37〜

 食材の捕獲や保管などに使われる道具の総称。

グルメイベント #194〜

 グルメ関連の催し物や祭りの総称。

グルメインフレーション #370〜

 グルメ細胞誕生から100億年を超えた今、膨張し続けて来た旨みが原因で起こっている強さのインフレーション。旨みが増す事で生命力や食欲も増し、八王のように強力な生物が生まれるようになった。それは捕獲レベルのみならず、調理難度も増していることを意味する。なお、グルメビッグバンの原因でもある。

グルメ宇宙旅行ツアー #210〜

 グルメツーリストが運営している、グルメ宇宙船で食の宇宙旅行を楽しめるツアー。

GA(Gurmet Age)

 グルメ戦争終結以降を表す年号。人間界の美食文化が大きく発展を遂げた時代。

グルメ衛星 #396〜

 地球の周囲を飛んでいる、巨大な落とし蓋の形をした調理衛星。ニトロが惑星の調理を行うため、美食物質で作ったという。これが太陽に重なることでグルメ日食が発生し、地球に環境ストレスを与えることができる。他にも星を焼くフライパンや星を煮込む鍋など、様々な調理衛星が存在するという。

グルメ易者 #8〜

 グルメ関連の占いを営む者たち。

グルメSP #68〜

 世界中から選りすぐられた武闘派のみで揃えられた、身辺警護のエリート集団。

グルメエネルギー #338〜

 137億年前の宇宙誕生と共に生まれたという、無数の素粒子の一つ。グルメビッグバンの後も膨張し続け、やがてグルメ細胞の素を形成するに至る。なおグルメビッグバン直後に観測されたものは、仲の良い家族が銀河という食卓を囲んで食事しているかのような映像を形成している。その家族はグルメビッグバンの威力でバラバラになってしまったが、長い年月をかけて作られた五色の宇宙それぞれで星のフルコースを護り続けていた。食の好みは変わっても、フルコースがいつか自分たちを引き合わせてくれると信じていた模様。

グルメ御守り #145〜

 グルメ神社で売られている、様々な種類の御守り。「美食万来(美味なる食材と巡り合えますように)」、「富食豊穣(農業・水産業従事者の豊作大漁祈願)」、「減脂細身(美容・ダイエット目的の願い)」、「食技開運(料理の腕前が上がりますように、珍しい食材と出会えますように)」など、種類は多岐に亘る。

グルメガーデン #1〜

 ホテルグルメの近場で開かれているビアガーデン。庶民の憩いの場。

グルメ界 #55〜

 人間界の外周に広がっている、地球の7割を占める広大な未開の土地。元は人間界しか無かった地球にグルメ細胞を持つ隕石が飛来し、地球内部のエネルギーを吸い尽くして成長し約659倍にも膨らんだ事で生まれた世界。アカシアがGODを始めとするフルコースのみならず多くの食材を発見した場所で、500年ほど前(GA元年)にここを食の楽園と呼んでいた人々に名付けられた。主な大陸は全部で8個あってそれぞれに独自の特徴があり、各大陸に八王が一体ずつ君臨している。かつて妖食界を始めとする7つの文明が栄えたというが、いずれも過去に深い傷を負った場所であり、その先人たちも死ぬほどひもじい思いをしたらしい。当時は楽園を夢見て入界する者が多かったが、実際は捕獲レベルが優に100を超える猛獣や、特殊な気候・気象が数え切れないほど存在する超危険地帯。異常気象と特殊な磁場の影響で、衛星からも映像を捉える事は出来ない。後にハッチの証言によって事実と想像の齟齬が明確となり、GA10年からIGOが危険特定区域として関所を設け、厳しく入界を制限するようになった。またこの世界のウイルスや病原体によって引き起こされる病気は呪いと呼ばれ、人間界のいかなる薬を以てしても治す事は出来ない。ちなみに入界ルートは陸からが一般的で、海や空は毒潮を抜け切るか巨大なサイクロンの壁を突破しなければならず、非常に困難。とはいえ陸のルート(命の滝壺・悪霊たちの港・三途の道)も決して安全ではなく、奇々怪々な猛獣たちや環境が入界者を瞬く間に死に追いやってしまう。生き抜くための基本は、集中力を限界まで高めた状態を常に維持し、1/100秒も油断せず常に周囲を観察し警戒し続ける事。それを踏まえた上で、様々な環境に瞬時に適応できる順応性と頑強な肉体を持っていなくてはならない。なお昼と夜とではその危険度は段違いであり、夜は八王を始め強力な猛獣たちが一斉に動き出すため警戒警報発令状態となる。ちなみに知性を持つ者同士のみのルールとして、食事・売買・宿泊など何をするにも物々交換で行うのが暗黙の了解となっている。

グルメ界の休憩室 #266〜

 グルメ界においてごく稀に出現する、独特な気候と特殊な生態系が作り出す一時の安全場所。隠形樹のような性質を持つ樹・岩・空気などが外界から隔絶された空間を生み出して、猛獣たちの完全な死角となり環境も穏やかになる。

グルメカジノ #159〜

 ジダル王国に存在し地下料理界が取り仕切っている、世界最大の敷地と集客力を誇る国営グルメ賭博場。街の総面積は650平方kmで、その20%を占めるカジノでは連日100兆円もの金が動く。最高十星のホテルや飲食店も軒を連ねていて、王国最大の観光資源でもある。幻の高級食材から非合法食材まであらゆる食材が景品として揃っており、高名なグルメ家やVIPといった世界中のギャンブル好きたちが泊まり込みで遊んでいる。欲望の迷宮といわれる一般エリアは誰でも入れるが、VIPエリアは会員もしくは年間で一定額以上遊んだ者、一定量の食材を所持している者のみ入場できる。賭けるモノも得るモノも全て食材であり、その中には人間も含まれる。もっとも実際にゲームに参加するのは、カジノで多額の借金を踏み倒し一攫千金を条件に志願した者か、客が自ら連れてきた品物代わりの者ばかり。そして更に奥には、ライブベアラーが認めた者しか入れない裏VIPエリアが存在する。入場を許可される基準は記憶している食情報の希少さであり、それをそのままチップとしてゲームを行い、勝てば景品である他人の食情報を自分のものにできる。ただし負けた場合は記憶を全て奪われ、二度と思い出す事が出来ない。ちなみにカジノ街を一望できる特別展望レストランが存在するが、どういった人間が入れる場所なのかは不明。

グルメ貴族 #55〜

 ブルーニトロの別称。

グルメギャンブルコミッション #161〜

 法治国内にあるグルメ賭博場の警備を行っている、IGOに備えられた組織の一つ。通称GGC。

グルメ教 #69〜

 かつての食糧受難の歴史から生まれ、食の幸福を伝え自然を何よりも尊ぶ宗教。200年以上にも及ぶ歴史を持ち、粗食の勧めや施しの精神が教義に含まれている。自然のままに命を委ねるという教えがあって、人工的な薬などの投与は背信行為となる。信者は一ヶ月の断食や三大行経想など、多くの過酷な修行を幾度も行う。

グルメクレジットカード #64〜

 トリコがいつも持ち歩いている(頻繁に失くすが)、限度額無制限のブラックカード。

グルメ警備員 #265〜

 グルメ食材の警備を生業とする職業。この仕事に従事する者は制約の指輪を付けて、信用の証とする。

グルメ刑務所 #9〜

 IGO法務局の管轄下にある、グルメ犯罪者を収容する刑務所の総称。

グルメケース #37〜

 保温・保冷・真空パックなど、最大数万種類のグルメ食材の最良保存データが入っているケース。データさえ入っていれば、中に入れるだけで最適な保存状態を保つようになっている。サイズや種類は多々あり、保有データ数は蓋の部分に印字されている。別売りのメモリーカードでデータの更新ができるほか、自分で入力する事も可能。ちなみに千種類のデータが入ったポータブルタイプは、定価9万円。

グルメ外科医 #193〜

 詳細不明。

グルメ建築家 #100〜

 主にグルメ関連施設の設計・建築を生業とする人。

グルメ強盗団 #64〜

 詳細不明。グルメデパートで公然と盗みを働くが、節乃の手でノッキングされ逃走不能になった。

グルメ闘技場(コロシアム) #20〜

 第1グルメ研究所内に存在する、猛獣の戦闘力と捕獲レベル測定を目的とした闘技場。IGO加盟国の権力者や大富豪たちに娯楽として提供されており、猛獣の闘いに魅せられた者たちのストレス発散の場となっている。また、各猛獣に定められた倍率を元に勝ち残る猛獣を予想する賭けも行われており、一試合ごとに億単位の金が動くという(儲けはグルメサンタ稼業の資金源になる)。ちなみに試合場を囲むドームは厚さ2.5mの特殊超強化アクリル板で、ロケット砲も跳ね返す強度を持つ。闘技場自体も原子炉並みに頑丈で、例え中で核爆発が起きても放射線を外に漏らす事は無い。

グルメ裁判所 #182〜

 グルメ犯罪者たちの裁判を行い、判決を言い渡す場所。

グルメ細胞 #24〜

 BGA105年にアカシアが発見した、グルメクラゲから採取できる特殊な万能細胞。膨張したグルメエネルギーを素とし、食に関する莫大な記憶と途方もない食欲のエネルギーを秘めている。数億年前にこの細胞が宇宙から飛来した事で、地球は熟成し大きく成長し続けている。優れた再生機能と生命力を備えており(細胞分裂の速度は光速を超える)、他の細胞組織とうまく結合するとその組織の長所を驚異的に伸ばせる。食材の味がその最たる例だが、人体に結合が成功した場合(摂食注入と直接注入の2種類方法がある)は圧倒的な生命力を得て超人と化し、更に旨い物を食えば食うほどレベルアップする。ただしリスクも大きく、結合に失敗すると肉体に異常な変化が起こり、化け物と化して最悪死ぬ事もある。細胞内に潜む悪魔が関係しており、悪魔を完全に制御するには地球のフルコースを食べる事が必要不可欠。制御に成功すると呼吸機能を完全に皮膚呼吸で補えるようになり、その勢いはジェット機にも匹敵する。また成長途中には必ず壁が存在し、その総数は当人の潜在能力に比例する。壁を越えるための食材は個人個人で異なるが、巧い具合に適合する食材を食べられれば大幅なレベルアップが見込める(ぶつかった壁が限界値だった場合は無理)。稀に生まれつきこの細胞を有する隔世遺伝が起こることがあり、三虎はその最たる例である。ちなみにその場合は、元の持ち主が受け入れた傷(圧倒的な力で付けられた精神的ダメージの大きかったもの)をも受け継ぐ事がある。なおこの細胞に付いた傷は永久に消える事は無いが、その傷を上回る大ダメージを与えれば打ち消せる可能性はある(体が耐えられなければ死ぬことになる)。

グルメ細胞核 #374〜

 グルメ細胞の根幹を成す、全ての生命の源。これはセンターそのものでもある。

グルメ細胞の悪魔 #1〜

 グルメ細胞から生まれた、食欲が具現化した怪物の総称。ニトロたちのようなトロル型を始め、デビル・サタン・オーガなど様々な種が存在する。彼らにとってあらゆる生物は単なる乗り物にすぎず、グルメ細胞を通じて隔世的に何度でも蘇る。永遠に旨い食材を求め続け無くなるまで食べ尽くし、乗り物である宿主が死ぬと食霊となって復活の時を待ち続ける。特に星のフルコースは彼らの蘇生用食材として最適であり、これを食する事でより良い状態での蘇生が可能となる(食材ごとに甦る体の部位は決まっている)。ただ最高の形で復活するには、更に宿主を食う必要があるらしい(宿主が適合食材を食していた場合は不可能)。なお一つのグルメ細胞に宿れるのは原則として一体だけであり、複数の共存は基本的には不可能(トリコのような例外も存在する)。よって仮に共食いした場合、互いの細胞を消化しきれず爆死する事になる。ちなみに復活の可能性を完全に潰して存在を抹消するには、細胞一つたりとも取りこぼしの無い完璧な状態で蘇生させ、その上で殺して料理し金の缶詰に入れるしかない。

グルメ詐欺師 #126〜

 主にグルメ関連の事柄で詐欺を働く犯罪者たち。

グルメ雑誌 #158〜

 主にグルメ関連のネタを扱う雑誌。

グルメ砂漠 #129〜

 サンドガーデンに存在する、米砂漠や黒糖砂漠などの食べられる砂でできている砂漠の事。

グルメ産業 #8〜

 主にグルメ関連の物的財貨などを生産する仕事。

グルメ山賊 #126〜

 険しい山を拠点に山賊稼業を営む者たち。バイダンをリーダーとしていた一団や、ゴブリンをリーダーとしていた一団が確認されている。

グルメサンタ #173〜

 IGOが非営利目的で行っている、非加盟の貧困国へのグルメ食材配給。資金源はグルメ闘技場の儲けであり、それ故に加盟国のVIPたちも目を瞑っている。ただ国民たちからは批判の声もあるため、一斉配給はクリスマスに乗じて行われるようになった。ちなみに、最初に配給を行ったのは一龍自身である。

グルメGメン #158〜

 IGOに存在する秘密捜査組織と思われるが、詳細は不明。

グルメ時代 #1〜

 食材が何よりも価値を持つ、美食に特化した時代。食運を上げる事が直に人生の成功に繋がるといわれる。約500年前、アカシアがGODを発見した時が始まり。

グルメ指名手配犯 #163〜

 グルメ犯罪者の中でも、特に重い罪を犯して全世界に手配された者たち。

グルメシャーマン #331〜

 古来より食霊を呼び寄せて対話をしていたという者達。ゴロ族は彼らの末裔。

グルメジャンボ宝くじ #147〜

 1等が100億円という、とても気前のいい宝くじ。他の配当金については不明だが、8等は100万円。

グルメショーウインドー #69〜

 アイスヘルの中心部に存在する、太古のグルメ家たちが己のフルコース食材を保管した巨大な氷山。豪華できらびやかな食材が眠る氷は、先人たちの力量を誇示するかのように美しい輝きを放っている。特にセンチュリースープが溶け出す時期には、その影響で上空に美食のカーテンが出現する。

グルメ神官 #145〜

 グルメ神社の本殿の管理者。

グルメ神社 #144〜

 御神体としてアカシアを祀っている神社で、GA250年に登録されたグルメ世界遺産の一つ。高さ200mの超巨大鳥居が入り口で、境内の面積は8万平方km(800万ha)。グルメ祈願や食厄祓いに全世界から年間90億人もの人が参拝に訪れる、食のパワースポット。年中行事は300を優に超え、ほぼ毎日何かしらのグルメ祭りや催し物が開催されているため、境内は露店で溢れている。よって出店を希望する店は後を絶たないが、実際に出せるのは毎月抽選で選ばれる数千店のみ。それに出せたとしても、食運を掴み損ねれば儲けが全くない事もよくあるらしい。参拝者はホーリーウォーターで身体を清め、地球のフルコースを祀った7つの食殿を巡りながら、等身大のアカシア像がある本殿へ向かう。ただまともに歩いていては軽く数ヶ月は要するため、境内に存在する宿泊施設やタクシープを利用するのが一般的。

グルメ宇宙船 #210〜

 グルメツーリストが所有している、世界で唯一民間人を乗せて飛べる宇宙船。確かな安全性が保障されており、航行開始以来発生した事故は皆無。マーマイ会長が乗っていたのが07号なので、少なくとも7機は存在する。

グルメ税 #173〜

 IGO加盟国がIGOに支払っている税金。加盟国は納税する事で、安定的なグルメ食材の流通を保障されている。

グルメ整体師 #193〜

 人の骨格のずれなどを、手技や食生活から改善していく職業。

グルメ世界遺産 #88〜

 全人類共通の宝として、未来に引き継ぐべきグルメ関連の有形不動産。認定されている遺産にはグルメ神社などがあり、グルメショーウインドーや鍋池が候補に挙がっている。

グルメ世界一周 #125〜

 グルメ馬車によって行われている、約2年もの月日をかけてワールドコネクトを一周する旅。

グルメ戦争 #143〜

 BGA102年に勃発した、世界規模の大戦争。元は小さな隣国同士の食糧の奪い合いが、世界中に飛び火して大きくなったものらしい。中では料理人の奪い合いも行われていたほか、情勢は泥沼化の一途を辿って数えきれないほどの敗戦国と難民を生み出したという。アカシアがGODを用いて、GA元年に終結させた。

グルメ千里眼 #245〜

 スタージュンの中に潜むグルメ細胞の悪魔が持つ、未来視の能力を持つ眼。正確には獲物の現在を、タイムラグゼロで距離に関係なく捉え続ける事が出来る。

グルメ相場 #3〜

 IGOが定めている、食材ごとの市場価値。

グルメ速報 #332〜

 ブルーグリルに存在している、通信インフラの一つ。

グルメ大工 #100〜

 グルメ建築家の設計に従い、グルメ関連の建物を施工する職業。

グルメ大臣 #109〜

 世界の国々で、グルメ関連の政治を担っていると思われる役職。

グルメ大富豪 #68〜

 食の分野で多大な成功を収めた者たちの俗称。一部の者はNEOに参画して密かに暗躍しており、保有情報量は先の二大組織を上回る。

グルメタウン #63〜

 1日2500万人もの人が訪れる、満腹都市とも呼ばれる食の一大都市。GA300年オープン。入るにはグルメIDによる本人確認が必要で、IDカードを持っていないと1万円の入場料を支払わなければならない。町内にはドリンク・フード・調味料など様々な食材を扱う自販機があるが、各自販機には星が幾つか描かれており、星の数が多いものほど効果で希少な食材が売られている(星が無いものはごく一般的な食材を激安で提供している)。自販機が成立するだけあって治安は良く、民間企業が出資して厳重な警備態勢を敷いている。無銭飲食でも行えば数秒で警備が飛んでくる上、食材によってはそのままグルメ刑務所行きという事も。

グルメタウン中央ステーション #64〜

 グルメタウン最寄りの駅。一日の平均利用者数は2500万人以上で、人の波が絶えることは無い。

グルメタクシー #1〜

 屋根の上の表示灯が食物の形になっているタクシー。

グルメタワー #64〜

 グルメタウンに存在する、世界中の料理が味わえるという場所。スマイルの設計で建てられており、フォークビルとナイフビルの一組で成り立っている。フォークビルの構造は0〜100階が下層階、101〜200階が中層階、201〜300階が上層階、301〜320階が最上層階、屋上が展望階。ナイフビルもほぼ同じと思われるが、こちらの最上階は330階。入っているテナントは全て十星を筆頭にする高級レストランで、上層階にある店のほとんどが一見の客を断るほか、更にその上は会員オンリーの店ばかり。

グルメ戦車 #3〜

 重さ40tの最新鋭戦車。一両20億円という高価なものだが、トロルコングにあっさりとひっくり返されてしまった。

グルメ千里眼 #245〜

 トリコとの死闘後、スタージュンが開眼した第三の眼。一度ロックオンした標的は、例え宇宙の果てであろうとも常に映し続ける事が出来る。

グルメ中央卸売市場 #3〜

 GA100年にオープンした、世界中からありとあらゆる食材が集まる場所。通称世界の台所(ワールドキッチン)。総面積3千ha、一日の入荷食材量は90万tにも及び、連日1兆円もの金額が取引されるという。

グルメツーリスト #210〜

 マーマイ・モイが経営している株式会社で、時価総額812兆円(世界第3位)の巨大旅行会社。世界で唯一グルメ宇宙旅行ツアーを運営している他、仲梅料理学校に出資を行っている。

グルメDJ #148〜

 食材に合う音楽を提供する職業。あらゆる食事には必ずその味に合った音楽が存在し、食と音のセッションを実現させる。

グルメテイスティング #163〜

 グルメカジノの裏VIPエリアで行われている、ライブベアラー主催のトランプゲーム。別名食の神経衰弱。表に食材とポイント、裏に番号の書かれた専用のカードを裏返して並べ、2枚ずつ捲る。同じ食材であればHit、その食材を実際に完食してポイントが得られる。違った場合はOut、相手に手番が移る。Hitした場合でも食材を食べ切れなかったらOutとなり、ポイントも相手側のものとなる。2回連続で完食できなかったり、Outが10回連続したりするとリタイアで負けとなる。なお、Hitして完食した時は続いてカードを捲る事が出来るが、1ターンに3回までという制限付き(間に5分間の猶予が設けられているが、使用は自由)。1ゲームに使うカードは28種の食材が描かれた56枚だが、その中に2種類のジョーカーカードが存在し、それをHitさせ完食すると1つだけ自分の得た食材と相手の得た食材を交換できる(当然完食しなければならないが、ポイントは交換した食材の分が増えるだけで、相手に渡した分が減る事は無い)。ベットする記憶の質によって使用カードのレベルがT〜Xまで分けられていて、レベルが高いほど高級で希少な食材が揃っている。ただしレベルが高くなると、当然難度の高い食材(捕獲レベルの高い猛獣や、特殊調理食材など)も増える事になる。基本的にポイントが高いほど調理や完食が難しくなっているが、与えられる完食までの時間はポイント×10分で、難度の高い食材ほど多くの時間が与えられる。しかし中にはアタリやハズレが存在し、高ポイントでも調理や完食が楽だったり、低ポイントなのに調理や完食が難しかったりする。多くの参加者は人数を揃えて勝機を見い出そうとしたらしく、今では10人まで参加を認められているという。ちなみに用意されている食材は数千種類にもなるが、その中にライブベアラーが食べられない食材は存在しない。加えてカード全てに特殊な加工が施されていて、イカサマコンタクトレンズを付けている者には表に描かれた食材の画像が3Dで見えるようになっている。故に彼の戦績は214戦全勝で、一度も負けた事が無い。

グルメデザイナー #100〜

 グルメ関連の様々なデザインを担当する人。

グルメ手品師 #193〜

 主にグルメ関連の手品を得意とする人たち。

グルメデパート #64〜

 グルメタウンに存在する、一般のものから高級なものまで様々なグルメ関連商品を売っているデパート。

グルメ天文学者 #193〜

 天体を研究することで、グルメ時代の天災や強力な猛獣の目覚めなどを推測する学者。

グルメ投資家 #3〜

 主にグルメ関連の事業に投資する人々。虹の実の値段を上げるために虚偽情報を流すなど、あまり感心できない行為を犯す者もいる。

グルメ動物 #4〜

 IGOビオトープ内に棲息している、生態調査などの対象となっている動物たちの事。

グルメ都市 #125〜

 人間界に幾つもある、グルメ産業の発展した都市。

グルメ図書館 #100〜

 主にグルメ関連の書籍が置かれていると思われる図書館。

グルメ賭博場 #161〜

 世界中に百万軒以上存在する、食材を景品として扱う賭博場。通常は法治国内にあるため、GGCが犯罪行為を取り締まっている。

グルメ騎士 #68〜

 愛丸がリーダーを務めている、粗食の丘に本拠地を置く美食屋集団。GA300年発足。メンバーは少数精鋭で強く崇高な精神を持った者ばかりであり、三大行経想を三回終えるまでは正式なメンバーにはなれない。グルメ教の教えを忠実に守り、魂の布教と真の美食を探求すべく結束している。単独行動は厳禁である他、食材確保に赴く際は各々の愛馬と行動を共にする。四季組・蒼天組・葉隠れ組・銀河組など幾つかの組が存在するが、詳細は不明。

グルメ日食 #60〜

 数百年に一度起こるといわれる、一ヶ月も地上が闇に包まれる現象。実はニトロによるグルメ細胞の投与以降、永年続けられている地球の調理工程の一つ。グルメ衛星で太陽の熱を数百年に一度遮断し、無理やり環境ストレスを与えるのである。地上は冷え切って食糧が枯渇しあらゆる生物が生存の危機に晒されるが、それは氷期のせいではなくGODが地上の旨みを食べ尽くしてしまうため。ちなみに前回の発生はBGA4年。

グルメニュース #3〜

 主にグルメ関連のトピックスが紹介されているニュース。

グルメの園 #246〜

 蛇王が君臨する、人間界の東部に位置するグルメ界エリア4の通称。グルメ界G地区とも呼ばれる美しき浮遊庭園だが、辿り着くには老いの洞穴を通る必要がある。永らく荒野となっていたが、与作の手により天国のように美しい花畑が復活している。なお詳細は不明だがここにも文明が残っており、住民は老いの洞穴の抜け道を知っている模様。

グルメ馬車 #125〜

 ギガホースが牽引してグルメ世界一周の旅を行う、予約5年待ちといわれる超巨大豪華客馬。他ならぬギガホースの強さによって、客の安全が保障されている。

グルメ八法 #10〜

 GA15年にIGOが制定し、公布した法律。違反者はグルメ犯罪者としてグルメ警察に追われる身となる。

グルメ番組 #173〜

 主にグルメ関連のネタを取り扱うテレビ番組。

グルメ犯罪者 #124〜

 グルメ八法を犯した者のこと。グルメ警察の取り締まり対象であり、捕まればグルメ刑務所に収監される。中でも特に重罪を犯した者はA級食犯と呼ばれ、世界3大グルメ刑務所行きとなる。

グルメ犯罪都市 #74〜

 ネルグのように犯罪の横行する、IGO非加盟の無法地帯。

グルメビッグバン #338〜

 137億年前に起こった、宇宙と食欲を誕生させたという大爆発。最果ての地においてグルメインフレーションが起こり、グルメエネルギーが爆発したのが原因である。

グルメ百景 #277〜

 グルメ界において特に風光明媚な百の名所を指すと思われるが、詳細は不明。黄金の沼や産声の樹もこの中に含まれるらしい。

グルメ病院 #100〜

 詳細不明。

グルメ美容師 #159〜

 料理人としての腕も併せ持つ、一流の美容師。髪のカットをフォークとナイフで行う。

グルメ美容室 #159〜

 グルメ美容師が経営する、散髪のついでに食事もできる美容室。

グルメピラミッド #123〜

 デザートラビリンスに存在する、数千年以上前にグルメ界の素材でニトロが建造したと思われる超巨大古代宮殿。砂上に見えるピラミッドは数多い尖塔の1つの、先端のほんの一部分にすぎない。当時の人類の文明や施工技術では不可能に近い建造物で、世界のグルメ七不思議の1つに指定されており、様々な憶測が飛び交って高名な考古学者たちも全く謎を解けていないという。最深部にはニトロたちが乾眠状態で眠る棺の間があり、かつてジジたち味仙人が纏めた猛獣たちのレシピ本が安置されている他、そこへ続く廊下にも猛獣たちの調理法が壁画で描かれている。

グルメフェスティバル

 毎年IGOが主催している祭り。数多くのグルメ露店が出店するという。

グルメフォーチュン #7〜

 ホテルグルメの東方900kmに位置する、易学で古くから栄えた占いの町。グルメ産業の発展に伴って、グルメ関連の企業や投資家に一般のデイトレーダーまでよく訪れる。ココを筆頭に多くのグルメ易者が店を構えている他、たまに出る人食いの猛獣対策として家々の壁は毒壁になっている。易者たちの占いと毒壁のおかげで、ここ数十年における猛獣の被害者はゼロ。

グルメ不動産 #147〜

 主にグルメ関連の物件を取り扱う不動産業者。

美食花(グルメフラワー) #379〜

 宇宙でも育つ事の出来る、強力な生命力を持つ宇宙植物の総称。

グルメプランナー #148〜

 主にグルメ関連の企画や計画を立てる人の総称。

グルメ文豪 #193〜

 主にグルメ関連の著作で成功を遂げた文学の大家。

グルメホール #358〜

 銀河の果てに存在する、幾多もの並行宇宙を繋いでいると思われる空間。ブルーニトロたちはこれを利用し、各宇宙を行き来していると思われる。

グルメ保険会社 #128〜

 主にグルメ関連の保険を取り扱う企業。

グルメ警察 #18〜

 IGO法務局の管轄下にある、グルメ犯罪者を取り締まる組織。GA15年発足。

美食物質 #358〜

 五つの宇宙に満ち溢れているモノと思われるが、詳細は不明。どの宇宙においても星のフルコースの一つ、アトムを食さないと見ることはできない。

グルメ祭り #145〜

 グルメ神社でほぼ毎日行われている、年中行事の祭り。その数は300以上。

グルメマテリアル #373〜

 アナザの影響で構成物質が旨味と化した特殊な鉱物で、朽ちることの無い金色の素材。金の調理器具は全てこれで出来ており、NEOの作った船の主要機関にも使われている。元々はグルメ細胞で調理された惑星が爆発して最期を迎え、その莫大なエネルギーにより大量の重元素が合成されて生まれるもの。

グルメヤクザ #68〜

 ネルグ街を拠点として、闇ルートで武器や非合法食材の取引などを生業とする無法集団。構成員は3千人。過激派や穏健派を始めとして幾つもの組が存在し、それぞれでものの考え方やルールも違う。その中の1つにリュウが組長として仕切る一団があり(後にマッチが後を引き継ぐ)、彼らは数人単位でチームを組んで世界各地へ散り美食屋稼業を営み、食材をスラムの貧しい子供たちに持ち帰る事を生業としている。

グルメ横丁 #118〜

 グルメの下町。

グルメリムジン #211〜

 クッキングフェスの出場者やVIPを会場まで連れて行く、電車かと思えるような長さの高級リムジン。

グルメリュック #142〜

 液体類の不定形食材を運搬する際に用いられる、グルメケースの一種。特殊な天然ゴム素材で出来ており、量に合わせて適度に伸縮する。それなりに高い強度を持つが、約1万lという許容量を超えると傷付き破れてしまう。定価45万円。

黒い宇宙 #396〜

 グルメビッグバンで形成された、五色の宇宙の一つ。美食物質が満ち溢れている。星のフルコースを持ち出した神の内、父親が護っている宇宙である。この宇宙の出身者は黒い細胞を持ち、黒の食材を好む。

黒小出刃包丁 #122〜

 メルク包丁の一つ。百合牡蠣の風味を増す捌き方は、この包丁でしかできない。

黒の湖 #144〜

 水が文字通り真っ黒な湖で、猛獣も多く棲息している危険区。

刑のフルコース #126〜

 ハニープリズンで行われている、グルメ犯罪者たちへの刑罰。Wの奪食のフルコースのように種類が幾つかあり、それぞれで内容も違うと思われるが詳細は不明。基本的に前菜は懲役100〜150年の囚人、スープは懲役150〜200年の囚人、魚料理は200〜250年の囚人、肉料理は250〜300年の囚人、主菜(メイン)は死刑囚及び一時的に収監された危険指定隔離生物、サラダは300〜500年の囚人、デザートは500〜千年の囚人、ドリンクは無期懲役(終身刑)の囚人に適用される。ちなみに囚人たちは、任意でより重い方へ進んでいけるようになっているが、軽い方へ戻る事は許されない。

月刊グルメ #156〜

 小松が愛読している雑誌。世界料理人ランキングの最新情報も載っている。

原ちゃん #212〜

 原ちゃんが経営している屋台で、20kmの行列ができるというおでん屋。

ケントッキー #65〜

 ガーネルが創設した会社。

校長八百屋 #96〜

 小松が懇意にしている八百屋。

ゴールドラビリンス #278〜

 黄金の沼から常にクリアゴールドが流れ込んでいる、二度と引き返せない迷宮。過去にこの迷宮を抜けた者は一人もいないというが、食運に恵まれた者だけは例外らしい。

黄金の沼 #277〜

 ユトウ島と雨の大陸の間に存在する、クリアゴールドでできた金色に輝く沼。グルメ百景の一つに数えられており、浮力が強いので沈む事無く泳げる。

国際GT宇宙空港 #210〜

 グルメツーリストが所有する、グルメ宇宙船の発着場。

黒糖砂漠 #129〜

 グルメ砂漠の一種で、甘い砂糖でできている砂漠。

護送獣 #124〜

 コンボイサウルスに代表される、A級食犯をハニープリズンへ送り届ける猛獣の総称。ラブが手懐けている。

ゴト川

 詳細不明。ここに棲息する藻は、二代目メルクのフルコース「オードブル(前菜)」に指定されている。

米砂漠 #129〜

 グルメ砂漠の一種で、天然米でできている砂漠。

ゴロ族 #193〜

 タックが所属している、グルメシャーマンの末裔たる美食部族。「食は神聖なものであり、皆と分かち合うべきもの」という教えがある。

ザーベル島 #110〜

 命の滝壺が存在する、グルメ界と人間界の境にある島。

最強ラーメン #実食!最強ラーメン!!〜

 20年前からバリカタU世が経営している、最強ラーメンがメインのラーメン屋。非常に小さな店で客席は2つしかないが、地球一周(約4万km)もの行列が絶える事のない人気店。最後尾から店に辿り着けるのは2年後になるが、行列が危険区を通っていることもあり途中での脱落者が多い。ちなみに、出前もやっている。

最果ての地PANGAEA #251〜

 宇宙の果てに存在するという、グルメ細胞の目指す場所。地球のフルコースの眠る地から入り口が導かれるというが、その正体は巨大な美食の神々が暮らす美食の楽園。想像もつかない神の食材が無限に溢れているという。

最果ての厨房 #337〜

 グルメ界エリア1に存在する、ブルーニトロたちの厨房。アカシアに彼のフルコースと生贄を与え続け、ネオの完全復活を促している。

南マウンテンエリア #299〜

 100Gマウンテンの南側に位置するエリア。

砂金砂漠 #129〜

 ジュエル砂漠の一種で、砂金でできている砂漠。

砂塵の谷 #129〜

 サンドガーデンを囲んでいる、舞い上がる砂嵐で中が全く見えない谷。リフトハウスを利用する以外、サンドガーデンへ渡る手段は無い。

さすらい

 ドフが経営している料理店。

サタン #366〜

 グルメ細胞の悪魔の一種。

砂漠の町 #129〜

 サンドガーデンの入り口に位置する、リフトハウスの駅がある町。かつてはサンドガーデンを訪れる観光客で賑わっていたが、ここを領地とする国が紛争を始めて客が激減、レンタルラクダ等の産業が立ち行かなくなってしまった。そして住民も多大な犠牲を強いられ、生物兵器などのせいで実に数万もの人が命を落としている。しかしゼブラの出所によって対策として軍事同盟が結ばれ、そのおかげで紛争が終結し平和が戻った。よってゼブラは住民にとって救世主以外の何者でもなく、言葉では到底言い表せないほどに感謝の念を抱いている。

THE マニア #270〜

 チチの所有しているエロ本の一つ。

猿相撲 #310〜

 モンキーフェスティバルで行われる競技の一つ。詳細は不明。

サルボクシング #310〜

 モンキーフェスティバルで行われる競技の一つ。詳細は不明。

サルレス #310〜

 モンキーフェスティバルで行われる競技の一つで、猿王と行うルール無用のレスリング。勝敗を決めるのはKOのみ。

珊瑚の塔 #330〜

 ピクニックボンバーが経営している油潮専門料理屋。

三途の道 #110〜

 ワック大陸に存在する、グルメ界への陸路での入り口の一つ。周囲が崖であること以外は平坦な一本道で、多い時は1日数百匹ものグルメ界の猛獣が現れる。それらが人間界へ入るのを防ぐべく、愚衛門が道の真ん中にずっと座り続けている。

サンダーペパーミントフレグランス #38〜

 鈴が使う香水の一つで、サンダーペパーミントの葉を乾燥させて抽出したメントールの濃縮液。雷が落ちたかのようなメントールとミントの強い刺激臭があり、一度嗅げば5日は眠れないほどの気付け効果がある。ただし、直接目に入ると失明の危険もある。

三大行経想 #348〜

 グルメ教に入信した者が必ず行わなければならない、過酷を極める三つの苦行。豊穣豊漁ノ行、全食感謝の経、涙花の想を指す。これを全て終えた時、涙花の想で流し続けた涙が一本の筋となって頬に残る。このラインこそが行を一通り終えた証となり、これを計三回行って三本のラインが出た者のみグルメ騎士の正式メンバーとして認められる。

サンドガーデン #129〜

 砂塵の谷に囲まれた、総面積3900万平方kmという人間界最大の砂漠地帯。日中の気温は60℃を超えるが、グルメ砂漠・資源砂漠・ジュエル砂漠など様々な種類の砂漠が存在し、砂の楽園といわれている。かつては観光客も多かったが、ここを領地とする国が紛争を始めてから客は激減した。後にゼブラのおかげで紛争は止まったものの、元通りの賑わいは当分戻りそうにない。

G7 #98〜

 IGO主要加盟国から選出された、7人の味覚マスターの総称。25mプールに溶けた1粒の砂糖の味さえも判別できる、驚異的な味覚の持ち主たちで構成されている。ホテルやレストランの星の数、料理人のランク、クッキングフェスティバルでの審査員など、グルメ時代における重要事項の決定に携わり、IGOの監査役も務めている。現在のメンバーはパッチ、アポロン、キット、パイノミ、ノマーチ、トッポ、アーモン。

シーソーキッチン #334〜

 グリルスタジアムの霊魂炉上に設置されている、両端がキッチン型の特殊シーソー。料理人は一刻も早く食材を調理し皿へ盛って退かないと、重い方が下へ下がって魂炉に沈み精気を吸い取られてしまう。

GTスーツ #31〜

 GTロボを操る際に装着するスーツ。ロボが見聞きした事を操縦者に伝えるヘッドマウント、操縦者の動きをダイレクトにロボに伝える大小のモーションセンサーを備え、ぴったりフィットする事で触感をもリアルに再現できる。

GT(Gurmet Telexistence)ロボ #16〜

 人間が活動できない危険地帯の調査などを目的に開発された、遠隔操作が可能な高性能ロボット。今では軍事・医療・危険区域探索など様々な目的で広く使われているが、美食會は独自に改造を重ねて戦闘に特化した特殊な個体を大量生産している(通常型・重装甲型・大型・触手型・ミクロ型・超大型・ステルス型などが存在)。操縦者と同じ動きを千分の一秒以下という誤差で再現し、まるでその場にいるかのようにリアルな五感伝達を行う。また圧覚超過機能で致命傷となる痛覚は遮断されており(操縦者の意志で調整可能)、例えロボが壊されようとも操縦者は無傷で済む。入手した外部データは全て内蔵の核アンテナに蓄積されるので、万が一本体が壊れて帰れなくなっても核アンテナさえ戻ればデータ取得は可能。他にも柔軟性に富む特殊合金で作られた指、ノッキングを行える鋭い金属の爪、衝撃・酸・熱・毒等の脅威から本体を守るカーボンファイバー配合のチタン合金製ボディ、超高分子特殊ポリエチレンでできている頑丈な関節、強化アラミド繊維の高強度を持つ体毛など、ジョージョーの誇る最先端技術が惜し気もなく詰め込まれている。戦闘で使える技は、顔面を開きレンズで収束させて放つ高出力レーザー、体毛を高速で飛ばし肉を削る「ピーラーショット」、鋭い金属の爪で敵の肉を毟り取る食技「人肉おろし」、掌から放つ調理用の炎、腕を回転させて威力を増した拳を放つ「ミキサーパンチ」、周囲の景色に溶け込める擬態機能など。ちなみに美食會のものがブルーニトロに似せられているのは、世界中の食を牛耳ってブルーニトロに近付きGOD獲得のヒントを得ようとしているため。

シェルマウンテン #332〜

 ブルーグリルに存在する、頂上に常しえの厨房がある山。

塩味

 ムハンが経営している料理店。

四季組 #178〜

 グルメ騎士の組の一つ。秋丸が所属している。

死季の森 #123〜

 ハニープリズンの直下に広がる、獣・溶・霧・凍の4つの特殊な季候が支配する危険地帯。それぞれモンスターシーズン、マグマシーズン、ミストシーズン、フリーズシーズンと呼ばれている。

資源砂漠 #129〜

 サンドガーデンに存在する、石炭砂漠やレアアース砂漠などの資源でできている砂漠。

ジダル王国 #125〜

 ダーニル・カーンが治めているIGO非加盟国で、グルメ犯罪の横行する治外法権地域。王宮から東へ600kmの位置にグルメカジノが存在し、闇稼業を通じて多額の収入を得ているため、国際監視対象国にも指定されている。グルメ八法に縛られず闇ルートの食材が多く流通していて、大概は毒食材や麻薬食材など犯罪に使われるものばかり。ただしたまに正規ルートでは入手しにくい高級食材が出回る事もあり、希少な食材は全てここに集まるともいわれている。古今東西善悪含め全ての食材が入り乱れて人の欲望を刺激し、無秩序で不合理な人の業が横行闊歩する事から、食のるつぼとも呼ばれる。ちなみにダーニルが国を放棄した後は、地下料理界とグルメヤクザによって統治され犯罪が激減、特に孤児に優しい国になったという。

七獣 #328〜

 ブラックトライアングルにおいて、鯨王ムーンと肩を並べる強獣たちの総称。鮫王電撃鮫・亀王パンドラ・瑚王サンゴーレム・鱗王アトランティス・蛸王ヤマタコオロチ・海王オーシャン・貝王ジャイアントシェルの七体を指し、捕獲レベルは全員が4千を優に超えている。彼らはかつてアナザが長い間巣として棲み付き光速を超えた場所でもあるので、体内は裏の世界と化しムーンにも捕捉されない究極の安全地帯となっている。よって時間の流れも非常に遅く、貝王の体内は地上の60分の1、他の六体は地上の600分の1。またアナザから絶え間なく出ていた旨味の影響で、全員が特殊な旨味を体に宿しており金の調理器具の材料にもなる。なお貝王を除く六体の欠片がドン・スライムによって手懐けられ、従順なキャンピングモンスターとなっている。

シバ王国 #109〜

 詳細不明。モモンバがグルメ大臣をしている。

シバの兜 #31〜

 スタージュンが仕事に就いている時、ずっと被っているフルフェイスの鉄仮面。

シャインロック #120〜

 光る岩石。ヘビーホールへ至る道にも存在する。

しゃくれラーメン #64〜

 グルメタウンでポコペンが経営している、文字通りシャクレノドンの骨で取ったダシを使うラーメンの店。店員がトリコのファン。

シャンパン島 #176〜

 酒豪諸島を形成する島の一つ。天然のシャンパンが穫れる。

ジャンボフード #212〜

 ダリンが経営しているジャイアントレストラン。

集英グルメ #8〜

 出版業を営んでいる企業。フグ鯨捕獲のために名のある美食屋を雇う事に成功し、株価が暴騰した。

ジュエル砂漠 #129〜

 サンドガーデンに存在する、砂金砂漠やダイヤ砂漠などの宝石でできている砂漠の事。

酒海 #176〜

 酒豪諸島を中心に広がっている、酒のみでできた海。ワインやウィスキー、ビールに焼酎といった様々な種類の酒が含まれている。

酒豪諸島 #176〜

 周囲を酒海に囲まれた、世界中の酒飲みたちが集まる島々。様々な種類の酒が天然で穫れるが、グルメ八法により20歳未満は入島禁止。次郎やマンサムのお気に入りの場所でもあり、次郎など週に8回は訪れるという。

十食ナイフ #64〜

 グルメデパートで扱っている商品の一つ。トリコが気に入って購入した。

酒乱島 #176〜

 酒豪諸島の中心に聳える、酒の楽園と呼ばれる島。高級ブランデーの泉・ビールの滝・カクテルの川・清酒の池・シャンパンの雨などあらゆる種類の酒が天然で存在し、天然のつまみや発酵食品も穫れる。棲息している猛獣はみな酔っ払っていて、そのせいで凶暴になっている猛獣も多い。人間でも油断すると二日酔いならぬ一生酔いになり、二度と帰れなくなる者もいるという。

食圧 #186〜

 食義のように感謝するのではなく、食材を脅して力で制圧する方法。主に美食會の者たちが使用する。

食域の森 #246〜

 鹿王スカイディアが君臨する、人間界の南東部に位置するグルメ界エリア5の通称。グルメ界D地区とも呼ばれる、グルメ界屈指の弱肉強食地帯。猛獣の強さはグルメ界随一で、エリア6でいう七獣クラスがゴロゴロいる。しかし同時にグルメ界一の食材の宝庫でもあり、ニュースが眠っている。

食運 #5〜

 様々な食材に好かれ、導かれる運勢の事。食材の声を聞く才能も含まれ、グルメラックとも呼ばれる。美食屋や料理人にとっては掛け替えのないものだが、後天的に得る事は出来ないとされている。ただし星のフルコースは、ある条件を伴うものの開花させるきっかけになり得るという。実は途方もなく巨大だった美食の神々のグルメエネルギーが細分化したものであり、その効果やタイミングを思い通りに操ることも可能(ただし、使い過ぎれば一時的に失われてしまう)。

食男選び #145〜

 グルメ神社で年に一度行われている、グルメ祭りの一つ。グル樹で作られた巨大俎板に刺さった包丁を抜くというシンプルなものだが、力任せでは絶対に抜けない。木目を読み気温や湿度も考慮に入れて絶妙な力加減をしなければならず、それに何よりも食運が必要となる。見事抜いた者は1年間の食男となり、記念に境内の食券1年分が贈呈される。また、グル樹の実で金色の種を探し当てた者も同じく食男となるが、貰える記念品の内容は不明。

食技 #27〜

 料理や調理の技術を応用した技の総称と思われるが、詳細は不明。

食義 #179〜

 グルメ時代では小学校から授業に組み込まれているという、合掌と一礼に始まる食の礼儀と作法。大事なのは心の在り方であり、あらゆる物への敬意と感謝を片時も忘れず、常に心の中心に据えておくのが基本。食に感謝する事は命に感謝する事、それは己と己以外全ての万物に対する感謝に他ならず、常に真剣かつ誠実に敬意を表しなければならない。そしてそれらを完璧に修得した時、精神的にも肉体的にも無駄が一切なくなり、雑念が消えて身体能力も大幅に向上する。

食材金庫 #162〜

 グルメカジノに設けられている、得られた食材を一時保管しておける金庫。

食情報 #25〜

 人間の脳の海馬に記憶されている、食歴を含む様々な食材に関する情報の事。グルメ時代においては何よりも価値のあるものであり、名のある美食屋や料理人の持っているネタは世界中の人々が知りたがるという。

食禅 #184〜

 食義の修業の一つで、食へ感謝するための心の準備運動。心を落ち着かせて自分の命の鼓動に耳を傾け、ひたすら感謝の意を示し続ける。

食念 #344〜

 美味な食材を求める執念のようなものと思われるが、詳細は不明。

食のかけ橋 #295〜

 トリコたちが通ってきた、人間界と雨の大陸間の道の事。グルメ界の食材を人間界へ運ぶ重要なルートであり、同時に人間界からも多くの救援が駆け付けられる最短ルートにもなる。

食の再生屋 #84〜

 グルメリバイバーとも呼ばれる、世界中の食材を枯渇から守る食の救急隊。希少食材の保護・絶滅危惧種の繁殖・枯れた土壌の回復などを行っており、グルメ時代では美食屋と並ぶ重要な存在。食材の乱獲や密猟、違法食材の取引などを行う者を、独断で検挙する事も許されている。国やIGOの雇用で働く者が多いが、企業や個人の依頼で動くフリーの人間もいる。

食の理想郷 #227〜

 あらゆる食材の旨み(生命力)が無限に溢れ出る食材の畑、地球上の全ての生命を支える源。NEOの目指すものでもあるが、最果ての地との関係性は不明。

食瓶 #225〜

 一龍が何よりも大切にしていたという思い出の品。幼少時のサニーが割ってしまったが、この時彼は一龍から心を締め付ける真の痛みというものを教えられた。

食没 #172〜

 食義を究極的に極めた者だけが到達できる、食義の奥義。食への感謝を限界まで深め、完全に食事に没頭する状態をいう。食前や食事の最中のみならず、体内に入った食材の動向をも敬い、血肉になった後も感謝し続ける。これを会得すれば例え体の許容量を超えて食事しても、食った分だけいくらでもエネルギーに変換し充電する事が出来る。それは食べられた食材の方も感謝を示し、体中にありったけの栄養をほぼ無限に注いでくれているという事でもある。

食没の花 #269〜

 食没の岬に群生している植物。詳細不明。

食没の岬 #172〜

 グルメ界に存在する、アカシアの弟子たちが修業した思い出の地。三虎は一龍の遺体をここに埋葬しミリオンの樹を植え、更に枯渇した土地を蘇らせ食没の花を満開にして手向けとした。

食みくじ #145〜

 グルメ神社で売られている、食の運勢占いを行える御神籤。内容は大凶〜大吉ではなく、大凶作〜大豊作である。

食林寺 #174〜

 珍が師範を務めている、BGA千年に開設された食義を極める寺。非常に有名で支部は世界各地にあるが、本部はロストフォレストのどこかという事しか分かっていない。別名雲隠れの寺とも呼ばれる、噂だけが独り歩きしている伝説の寺である。しかし実際は寺自体もその周辺も、隠形樹もしくは同じ性質を持つ草木や土で形成されているために、食義をきちんと身につけていないと発見できないというだけの事。そして例え見つけられたとしても、行儀の悪い者には攻撃を仕掛ける事もあり(自身が燃え上がる事すら厭わない)、最悪死ぬ事も有り得る。門下生希望者は子供・学生・料理人・グルメ企業の新人研修など年間で10万人にもなるが、一般人はそもそも本部まで中々辿り着けないので、そういった者たちは支部で修業を行っている。よって本部にいる門下生のほとんどは、グルメ裁判所で食義の修業を言い渡されたグルメ犯罪者であり、そういう意味では本部は特殊な刑務所ともいえる。ただ刑務所と違って修業が完成すれば出られるが、大抵の者は厳しい修業に堪えかねて逃げ出し、挙句樹海でのたれ死ぬという哀れな末路を辿る。ちなみに本部での修業は基礎・中級・上級の3段階あり、本堂で上級の最終試験が行われる。

食霊 #298〜

 美味なる食材の周りに居着き続けるという、この世の食材に未練を残す生き物の魂たち。いわゆる裏の世界の住人達の総称。時に料理人に食材の正しい調理法を語り掛け、それで調理された旨すぎる食材からは魂の世界への扉が開かれるといわれている。彼らは既に死んでいる身なので生者は触れられず、また魂同士で傷付けあっても二度死ぬことは無い。故に彼らは味や生に飢えているが、表の味を裏へ持っていく事は原則不可能(アナザを除く)。ただし生者との魂の取引は可能であり、成立すると彼らはその生者の肉体を得て表の世界で生きられるようになる。もっとも元々いた裏の世界が時間や空間の概念すらない闇なので、光の眩しさに慣れるまでは仮面をつけていないと日常生活すら難しい。

食霊界 #333〜

 食霊たちの世界。魂の世界と同義と思われるが、詳細は不明。

食霊たちの厨房 #323〜

 魂の世界に存在する、霊食を調理するための場所。無数の厨房が縦横無尽に集まって星のようになっている。

食霊の門 #324〜

 グルメ界エリア6に存在する、食霊にしか通れない表裏の世界を繋ぐ扉。かつてアナザが光速を超えたといわれる場所にあり、ブラックトライアングルを形成する三つの大陸とブルーグリルに、それぞれ一つずつで計4つ存在する。生きた人間が通るにはペアの摂取が絶対条件となるが、行けたとしても戻ってこれる保証は無い。その可能性を少しでも上げるのは、強大な食運と類稀なる料理の腕であるらしい。

食歴 #163〜

 食情報のうちに含まれる、人間が誕生以来口にした食材の記憶。種類や量のみならず、食事に掛かった時間や咀嚼回数なども含まれる。

処刑獣 #126〜

 ハニープリズン内や周辺を見張りのために徘徊している、凶暴な猛獣たちの総称。ラブが全て手懐けている。

シルクマリーン #330〜

 アサルディーが経営している深海絹刺し割烹。

白い宇宙 #396〜

 グルメビッグバンで形成された、五色の宇宙の一つ。美食物質が満ち溢れている。星のフルコースを持ち出した神の内、母親が護っている宇宙である。この宇宙の出身者は白い細胞を持ち、白の食材を好む。

人生のフルコース #1〜

 美食屋や料理人が、口にした食材の中で最高と感じたものを纏めたフルコースメニュー。従来は実際に捕獲・調理して食べたもので構成されていたが、最近はそうでない食材(ただ提供されて食べただけ)を入れる者も多く、必ずしも当人の資質を測れるとは限らなくなってきている。

シンデレラ #213〜

 神の料理人フローゼが使っていたという、伝説の名包丁。今はジョアが所有しているが、詳細は不明。

水モー #145〜

 グルメ神社の境内に出店していた、ホルモンと焼き鳥の店。

スウィーツハウス #3〜

 トリコが丘の上に建てて住んでいる、全てがお菓子で出来たお菓子の家。設計は毎回スマイルが行っているが、もう何百回建て直したか分からないらしい。

スウィーツランド #100〜

 スマイルが設計に難儀している、お菓子の遊園地。

スーパーコック #212〜

 クッキングフェスティバルで優勝した料理人に与えられる、人間界で最高の栄誉といえる称号。料理人としての地位や名声のみならず、何十世代に渡っても使いきれないほどの財産が湯水のように入ってくる。ただしこの称号を得た料理人は史上でもたった5名のみであり、中でも最も多いのが他ならぬ節乃である。ちなみに他の4名はザウス・ユダ・ブランチ・千代だが、実は200年前の第1回でジョアも優勝している。ただし数々のルール違反が大会後に発覚、料理界から永久追放となり歴史から葬られたという。

スーパーデオドラントスモーク #197〜

 鈴が使う香水の一つで、消臭効果を持つフェロモンの濃縮液。

スーパーリラクゼーション #24〜

 鈴が使う香水の一つで、ニコニコマナティの出す鎮静フェロモンの濃縮液。発情期・産卵期・子育てなどで気が張っている動物を、一瞬でリラックスさせる効果がある。人間にも適応するため、アニマルセラピーにも使われるという。

スカイプリズン #126〜

 世界3大グルメ刑務所の1つで、上空1万mに漂う空の監獄。周囲には頻繁に竜巻が発生し、人肉が大好物の怪鳥が飛び回っている。

スキルガーデン #176〜

 多くのグルメ職人が住んでいる、通称匠の森。

スターダスト・ヒル #282〜

 雨の大陸に存在する、大小様々な隕石が無数に降り注ぐ丘。

砂の虹 #129〜

 砂塵の谷で見られる自然現象。詳しい原理は不明。

スピリチュアルテイスター #332〜

 ブルーグリルにおいて有名な、10人の味鑑定士の総称。ST10とも呼ばれている。現世の味はもちろん、霊食の味にも精通している味覚マスターたち。全員が揃う事は相当に珍しいという。

スペース

 アッポロが店長を務めている宇宙料理店。

スペースパントリー #396〜

 赤い宇宙のどこかにある、食欲のみが立ち入れる宇宙の食納庫。数多の未知なる食材が眠っており、常に新たな食材が生まれ続けている。たまに美食の神が食材をくすねているらしい。

制約の指輪 #265〜

 グルメ警備員が仕事の際に指に嵌める、いわゆる信用の証。仕事中に契約違反の行動を取ると爆発する仕組みになっており、仕事が終わるまで抜き取る事は出来ない。

世界グルメ自然遺産 #277〜

 詳細不明。人間界において、食文化と関わりの深い自然の造形物が登録対象になると思われる。

世界3大グルメ刑務所 #126〜

 A級食犯のみを収監する、陸海空それぞれに1つずつ設けられた特殊な刑務所。スカイプリズン、プリズンサブマリーン、ハニープリズンを指す。

世界三大瀑布 #148〜

 人間界でトップ3に数えられている、巨大な滝の総称。デスフォール以外の2つは詳細不明。

世界料理人ランキング #143〜

 IGOが毎月発表している、人間界における料理人たちのランキング。上位100名はクッキングフェスへの出場権が与えられる。

石炭砂漠 #129〜

 資源砂漠の一種で、石炭でできている砂漠。

摂食注入 #292〜

 グルメ細胞の注入方法の一つ。細胞を含む食材を少しずつ食べ続け、適合して馴染むのを待つ。リスクがほぼ無く安全ではあるが、時間が掛かる上に適合しない場合がほとんどである。

節乃グループ #204〜

 世界中に存在する、節乃がオーナーを務めている外食チェーン店やグループ企業の総称。100万人もの料理人が所属している。

節乃食堂 #65〜

 節乃が一人で経営している、グルメタウンの繁華街からかなり離れた場所に建っている十星の店。客は一国の大統領や大富豪などの著名なグルメ家ばかりで、しかも食材の気分次第で開店日を決めているため、予約は10年先まで埋まっているという。店先に下がっている札は、「しーん」が仕込中、「わ゙ーっ」が荒稼ぎ中を意味するとか。店自体は継ぎ接ぎだらけのボロ家で、店内も普通より少し狭い程度の定食屋といった風情だが、キッチンの床に本来の厨房(隣接している城のごとき建物の地下)へ繋がる地下通路が存在する。普段厨房への立ち入りが許されているのは、オーナーである節乃とスタッフのののだけ。

ゼブラ予報 #129〜

 掴み得たゼブラの動向情報を世界中に報せ、付近の国家に厳重注意を促す予報。

0山脈 #298〜

 100Gマウンテンの麓に広がる、無酸素状態で呼吸ができない山々。エアによる体内からの空気補給が出来ないと、立ち入る事すら不可能。

膳王 #194〜

 グルメタワーのナイフビル最上階(330階)にある、ユダが経営している十星レストラン。栄養価の高い薬膳料理を主に扱っており、食没にも最適。

全食感謝の経 #348〜

 グルメ教信者に必ず課される、三大行経想の二つ目。何も無い部屋に籠り、生を受けてから現在に至るまで口にした食材一つ一つに感謝の経を読み上げる。一つの食材につき約10分間掛かり、仮に20年分であれば150日を要する。その間ずっと食事は許されず、且つ不眠不休で行わなければならない。

千徳包丁 #116〜

 数千種類もの食材を自在に切れるという、メルクの代表作。包丁界のオールラウンダーと呼ばれる代物で、価格は1本につき500万円。

蒼天組 #178〜

 グルメ騎士の組の一つ。雪丸や雷丸が所属している。

ソーンウッド #63〜

 針のような鋭い草が群生している、非愛の森と呼ばれる場所。人間界における美食會の本部がある。

粗食の丘 #178〜

 グルメ騎士の本拠地がある、質素な食べ物しかない粗食地帯と呼ばれる場所。

蘇生牛刀 #122〜

 詳細不明。メルク包丁の一つ。

蘇生包丁 #187〜

 切ったり刺したりすればするほど、食材を蘇生させられる特殊な包丁。元はグルメケースなどの無かった大昔に、食材の味や鮮度を保つ目的で造られた。材料となるのは自己再生機能を持つ生物やそれを促す鉱物であり、切られた食材は細胞が一気に活性化して切り口から生き返っていくかのように分裂を繰り返し蘇生する。ただし細胞を傷つけないよう隙間に包丁を通す神技が必要だが、自在に使えれば一個の食材をほぼ無限に食べられる事になる。よってIGOは食の流通の混乱を防ぐべく使用を制限、倫理的な観点からも扱う技術を闇として事実上禁じた。とはいえ、グルメ界にはこの技術が無いと捌けない食材が数多くあるらしい。

第1グルメ研究所 #19〜

 マンサムが常駐している、リーガル島を囲む山脈の一角に建造された広大な研究所。GA50年開設。全て研究の為とはいえ、実に全世界のグルメ食材の3割近くを生産可能である。島の奥地へ入るためには必ずここを通らなければならないが、その許可が出るのはごく限られた人間のみ。地下52階には、特殊調理食材を調理・研究する特別調理室がある。

第1ビオトープ #19〜

 IGO開発局の管理下にあるビオトープの一つで、通称美食の庭園(グルメガーデン)。リーガル島をそのまま庭にしているため8つの中で最も広いが、その広さゆえにIGOも島の全体像は把握できていないらしい。各所に栽培用コートが点在しているほか、研究のために放たれた品種改良生物やクローン動物たちが独自の生態系を形成しており、平均捕獲レベル27で危険度Aという超危険区域である。ただ一ヶ所、チチが住むグルメ界の休憩室のような安全地帯が存在するが、その場所を知るのは一龍のみ。ほんの片隅ではあるが年間100万人制限で観光業を行っており、予約は5年待ちという人気ぶり(入島時の飲食物持ち込みや食材の持ち出しはご法度)。ちなみにここに隠されている一龍のフルコースは、メインディッシュ(主菜)であるビリオンバードの卵。

大気の庭園 #283〜

 妖食界東部の外れに存在する、植物の光合成による酸素が豊富な癒しの庭。栄養豊富な肥料雨と局地的な太陽光により、多くの植物が育つ肥沃な土地。

第5ビオトープ #19〜

 IGO開発局の管理下にあるビオトープの一つ。

第18関所 #111〜

 ザーベル島に存在する、命の滝壺を管理・監視している関所。エルボーが監視長を務めている。

たいしょう

 まくべえが経営している、おにぎり専門料理店。

第0ビオトープ #143〜

 IGO開発局の管理下にあるビオトープの一つで、グルメ界に存在する唯一の庭。第0グルメ研究所も兼ねた広大な極秘施設で、雲樹の根元に建造されている。当然ながら研究開発する食材は全てグルメ界のもので、20人足らずの職員は一龍自らが民間から選りすぐり委託した強者ばかり。防衛局の指示の下ニトロの隔離と監視も行われているが、ノーマークの場所に乾眠から目覚めた個体が突然姿を現す事もあり、全てを食い止める事は出来ていないのが現状。

第2ビオトープ #174〜

 IGO開発局の管理下にある、第2グルメ研究所と一体化した海上のビオトープ。一般に開放された海中レストランが存在する。

ダイニングプラネット #279〜

 グルメ界エリア1に存在する、ブルーニトロたちが住む貴族の食卓。隠された道を刻みここへ辿り着いた人間は、フローゼとジョアのみ。

体糊 #223〜

 千切れた細胞組織を接着できる特殊な糊。

第8グルメ研究所 #4〜

 IGO開発局の管理下で、第8ビオトープに隣接していると思われる研究所。C棟9Fの第2資料室に、トロルコングの剥製が展示されている。

第8ビオトープ #3〜

 IGO開発局の管理下で、第8グルメ研究所に隣接していると思われるビオトープ。1万平方kmもの広さを誇り、周囲は厚さ5m・高さ300mのフェンスに囲まれている。入り口となるゲートは一ヶ所だけで、内側には深さと幅が共に100mの堀が廻らされている(渡る手段は手動開閉式の跳ね橋のみ)。とはいえ用心のために、ゲートから半径5km以内に一匹でも捕獲レベル5以上の猛獣がいる場合、ゲートを開けてはならない決まり。ちなみに、ここに隠されている一龍のフルコースは、オードブル(前菜)であるミリオンの種。

ダイヤ砂漠 #129〜

 ジュエル砂漠の一種で、ダイヤでできている砂漠。

ダイヤシャークのカトラリーセット

 サニーが保有している高級食器の一つ。推定価格73万円。

第4ビオトープ #19〜

 IGO開発局の管理下にあるビオトープの一つ。

滝唾 #242〜

 節乃の専用包丁で、世界に一本しかない名包丁。状況に応じて形状変化をも行える特殊な包丁で、これを節乃が手にする時は彼女の本気を意味する。

たこ焼き島 #214〜

 クッキングアイランドの名所の一つで、ライスビーチから750m沖にある小島。

多重力の谷 #333〜

 グルメ界エリア5にあるという、あらゆる方向から重力に引っ張られる特殊空間の谷。ちなみに、数多存在する重力には1mm幅の境界線が存在する。

ダストゾーン #156〜

 美食會のダイニングキッチン直下に形成されている、腐臭の漂う生ゴミの島。1日に数万tという大量の生ゴミが連日降り続けた結果、元は海だった場所にゴミの陸地ができあがってしまった。死肉を漁る多くの生物が棲み付いている。

奪食のフルコース #126〜

 ハニープリズンで行われている、巷で食を貪った重罪犯に執行される刑のフルコースメニューW。前菜は好物の旨味を感じる味覚などを遮断する好物剥奪、スープは非常に不味い食事や恐ろしく臭いのキツイ食材を食べさせられる苦痛食と続くが、ここまでは食べられるだけマシな方。これ以降は魚料理で食事を抜かれ、肉料理で水分も取れず、主菜(メイン)である処刑を待つだけの独房行きとなる。そしてサラダでは全身を切り刻まれ、デザートでは全身を煮込まれ、ドリンクでは全身を焼かれて、死季の森に棲む屈強な猛獣たちの餌と成り果てる。

魂の丘 #343〜

 ブルーグリルの最北端に位置する、食霊の門が存在する丘。

魂の世界 #321〜

 裏の世界の中でも時の流れがほぼ無い、意識のみが辿り着ける異次元世界。時間や空間の概念も無く、タイム0とも呼ばれる究極の安全地帯である。基本的には普通の人間は認識すら出来ないが、ペアとアナザを食する事で生じる新たな味覚の概念により知覚が可能となる。ただ実際に生きている人間が入ると、その瞬間に食欲(魂)のみが抜け肉体は外界に置き去りとなる。なお鯨王ムーンの腹はこの空間に繋がっており、食べたものが霊食となって出現するらしい。

ダマラスカレー #203〜

 ダマラスカイ13世が経営している、年商10兆円の十星カレー屋。辛口の料理評論家も残らず黙らせるといわれるほどで、数多くの系列店が存在する。

ダマラスグループ #204〜

 世界中に存在する、ダマラスカレーの系列店の総称。5万人の料理人が所属している。

束縛された動物(チェインアニマル) #20〜

 第1ビオトープにおいて研究対象となっている動物たちの総称。絶滅種の複製やグルメ動物同士の混合種など、野生には存在しない人工的な新種ばかりである。グルメ研究の為という大義名分はあるものの、動物保護や倫理的な観点から存在を公にはできないので、トップシークレットとなっている。

知恵熱橋 #246〜

 雲の大陸に掛かっている、ブルーニトロがレッドニトロに作らせた天空の架け橋。

地下野菜 #160〜

 ジダル王国中心部の市場に屋台を出している店。非合法食材の野菜を売っていると思われる。

地下料理界 #160〜

 ライブベアラーがボスとして君臨する、普通の店では出せない違法料理を専門に扱う裏組織。3万人いる構成員は、全員が仮面をつけた闇の料理人である。十数年前からグルメカジノの管理をダーニルに一任されており、客から奪った食情報を元に世界中の希少食材を牛耳りつつ、過去に流行った麻薬食材や違法食材などを復活させて世間にバラ撒いている。また、グルメ指名手配犯から違法食材を食べたデータの消去(グルメIDの改竄)を依頼される事が多く、脳の研究も盛んに行われている。ちなみに、ライブベアラーが更生した後は真っ当な料理人集団になったらしい。

超特殊調理食材 #113〜

 特殊調理食材の中でも格段に調理の難しい食材。中には未だ調理法が確立していないものも多く、グルメ界にはこの手の食材が溢れている模様。

直接注入 #292〜

 グルメ細胞の注入方法の一つ。細胞を直接体内に打ち込む事で、適合までの時間を圧倒的に短縮する。ただし適合しなかった場合のリスクは非常に高く、細胞の力に侵されて化け物化するか、最悪死ぬこともあり得る。

つらら #146〜

 つららママの経営しているスナック。

でいだらミート #281〜

 妖食界にある肉屋。

砂漠の迷宮(デザートラビリンス) #130〜

 グルメピラミッドを飲み込んでしまっている、広大で赤い砂漠の迷宮。砂が赤いのは砂の鉄分が太陽光で酸化したり、猛獣たちの血が多く混ざったりしているため。日中の気温は軽く80℃に達し、圧倒的な温度差と空気中の大量の不純物が迷宮のような蜃気楼を生み出す。多くの美食屋がピラミッドを目指して踏み入るも、蜃気楼のみならず砂嵐・流砂・屈強な猛獣たちなどに阻まれ誰一人戻って帰らなかった事から、美食屋の墓場といわれている。

デスフォール #148〜

 モルス山脈の麓に存在する、処刑の滝と呼ばれる世界三大瀑布の一つ。深さ1kmの激流が厚みそのままに放射状に流れ落ちていて、巨大な岩や樹や猛獣を含む毎分1兆lという莫大な水の爆弾が全てを粉々に破壊し侵入を拒む。その威力はキノコ雲と見紛うような巨大な水煙が上がるほどで、例えミサイルを撃ち込んでも全く効果が無い。滝壺も激しい水の対流で幾つも渦ができており、水中は全てを粉砕する水のミキサーで超巨大な洗濯機状態になっている。

出刃ヌンチャク #187〜

 普通のヌンチャクの両端に、出刃包丁の付いた特殊な武器。

デビル #366〜

 グルメ細胞の悪魔の一種。ポイズンデビルがこれに属する。

デビルアスレチック #36〜

 リーガル島内にある、悪霊の遊び場といわれる場所。円柱形の切り立った岩山が無数に立っており、幾つかあるルートから一つを選んで進む事になる。各ルートにそれぞれ10のステージがあり、それぞれを縄張りとする猛獣を倒さないと先へは進めず、しかもステージが進むごとに猛獣の強さも増す。猛獣たちは不思議な幻術や擬態を使いこなし、進入者を狡猾に欺いて楽しみ少しずつ体力を奪っていくため、統括して悪魔・悪霊などと呼ばれる。どのルートも似たような地形が延々と続くので、進入者は軽い感覚遮断状態に陥りやすく、それも猛獣たちの幻惑を助けている。ちなみに、危険度の低い所謂当たりのルートも存在する。

デビルドリアンフレグランス #42〜

 鈴が使う香水の一つで、デビルドリアンの実のエキスを絞り取った濃縮液。凄まじい悪臭のため、グルメ八法で使用制限されている。

天狗の城 #215〜

 ブランチがシェフを務めている、妖食界にある怪奇食堂。当然ながら店員は全員が妖怪である。人間界でこの店の料理を食べるには、たまに開かれる妖食物産展や、ごく限られたアンテナショップに出向く以外にない。

天狗山 #282〜

 妖食界に存在する、天狗たちが住んでいる山。

天秤デスクッキング #216〜

 第50回クッキングフェスティバルの予選2回戦で、調理のスピードを競う競技。

砥石エプロン #272〜

 表面が砥石のようになっているエプロン。二代目メルクの愛用品。

砥石ブーツ #116〜

 表面が砥石のようになっているブーツ。二代目メルクの愛用品。

洞窟の砂浜 #8〜

 フグ鯨が10年に一度だけ訪れ、産卵を行う唯一の場所。海蛍が多く棲息していて昼間のように明るく、水の透明度も高くて綺麗な浅瀬になっている。地上から向かうには全長数十km・深さ800mにもなる地下迷宮を抜けねばならず、棲息しているデビル大蛇を始めとする生物たちの危険度とも相まって、プロの美食屋でも辿り付ける確率は0.1%。ちなみにフグ鯨自身は、深海千mの海側からやってくるので猛獣の脅威は関係ない。

十貝五人衆 #330〜

 ブルーグリルで英雄視されている、十貝の腕を持つ料理人達の総称。コンドルウインドー、ピクニックボンバー、カキノキッシュ、アサルディー、メイメイの5人を指す。彼らの料理は、匂い以前に眺めるだけでもお米10杯はいけるほどのインパクトを持つ。彼らは既に何十回もの死と甦りを経験しており、その生涯は何千年にもなる。ただ覚えているのはグルメ細胞内の食の記憶だけであり、それ以外はすべて忘れてしまっている。顔も毎回違うので、せめて仮面を統一する事で判別できるようにしているという。全員がワープキッチンを扱え食霊たちの言葉も聴けるが、永年の間に食への感謝と味の探求が薄れてしまっている。

毒雨草原 #282〜

 雨の大陸に存在する、あらゆる劇毒が降り注ぐ草原。

毒潮 #42〜

 ユトウ島付近で人間界とグルメ界を隔てている、死の海流といわれる猛毒の海。

特殊賞味食材 #108〜

 食べる時に正しい手順や条件を満たさないと、たちまち食べられなくなってしまう食材。

特殊調理食材 #8〜

 客や料理人に対して人見知りするような繊細さを持つ、一般的な調理法や技術では調理不能な食材。判明しているならば専用の調理法を習得すればいいが、未知の場合は食材の声を聞きながら模索していくほかない。

特製ムササビスーツ #104〜

 オゾン草捕獲依頼遂行の際、トリコが用意していたスーツ。ムササビのように皮膜を作り出し、空気抵抗力を上げて空を飛ぶ事ができる。

毒の巣 #212〜

 IGO非加盟国に存在する、タイランが経営している毒料理専門店。

毒の雹 #285〜

 あらゆる物体を一瞬で溶かす、毒雨草原で降り注ぐ毒の一種。

特別グルメ機動隊 #19〜

 トールが隊長を務めている、グルメ警察の一部門。

特別食材貯蔵室 #167〜

 グルメカジノの地下深くに存在する、捕獲レベル60を超える猛獣を保管・管理する場所。訪れるのは主にグルメテイスティングでHitさせた猛獣を捕獲しにくる客だが、逆に猛獣に食われて帰れなくなった者が多いという。

棘波 #273〜

 波の一つ一つが鋭い棘となり荒れ狂う、グルメ界特有の自然現象。ユトウ島付近でも発生する。

常しえの厨房 #332〜

 シェルマウンテンの頂上にある、地球のフルコースの再生と調理を行っている場所。第一調理場ではエアを扱っている。

トシオ #110〜

 レインタウンに存在する、くりうにのパスタの店。

ドドリアンステーション #177〜

 3百年前に絶滅したドドリアンボムの残り香が未だに残っている、世界一臭い無人駅。

トライアスロンクッキング #213〜

 第50回クッキングフェスティバルの予選1回戦で、スイム・バイク・ランで彩る食の耐久レース。約1.5kmの遠泳(スイム)で得た食材をバイクで運び(距離の長い安全コースと距離の短い危険コースがある)、ランで調理器具(給具所に置かれているが、時間が経つと閉じられる)を入手してゴールへ着いたら調理開始。料理の美味しかった上位50人が通過できる。タイムの早いものほど美味な食材を手に入れられるが、遅い者は逆に料理の技術でそれを補う必要がある。

トリ港 #1〜

 トリコが数多く利用することから名付けられた、美食屋の港。トリコと小松が初めて旅に出た記念すべき場所でもある。

トリコクラッカー #14〜

 洞窟の砂浜へ向かう時、トリコが非常時用に小松に渡したクラッカー。火薬の種類と量が改造されており、鳴らすと大抵の猛獣が逃げて行くほどの大爆音を放つ。ただし使用する際は耳栓をしておかないと、常人では威力に耐えられず鼓膜が破れてショック死する。

トロル #323〜

 グルメ細胞の悪魔の一種。レッドニトロやブルーニトロがこれに属し、悪魔たちの中で唯一調理の文化を持つ。それにより食材の長期保存が可能となり、特にブルーニトロはグルメ貴族と呼ばれる程の繁栄を築き上げている。実は彼らが使う乾眠も、効率的に生き永らえるための調理技術の一種にすぎない。

仲梅料理学校 #158〜

 名門といわれる料理学校。数多くの料理人が所属しており(他の料理学校も含むと総勢1万人)、給食室の室長はすみれが務めている。

NAKANO水産 #8〜

 卸売業を営んでいる企業。フグ鯨捕獲のために名のある美食屋を雇う事に成功し、株価が暴騰した。

鍋池 #174〜

 池の底に生える天然食材から出るダシにより、水が天然の出し汁になっている極上の鍋のような池。面積は300平方kmもあり、水深200m、貯水量25立方km、透明度15mとかなり大きい。グルメ世界遺産の候補にも挙がった事があり、中には出し汁を栄養に育った美味な魚介類がうようよいるという。ただ所在地がAAAの危険区であり、周囲には危険な猛獣が多い。通常ここの水は地中から湧き出した高温の温泉のため、余程の寒気が来ないと凍る事は無い。

鍋山 #299〜

 山の大陸に存在する、頂上が器のような形になっている火山。火口からはコンソメマグマが溢れ出しており、時々バンビーナが温泉代わりに入っているらしい。

人間界 #1〜

 周囲を広大なグルメ界に囲まれた、人間が普通に暮らしている世界。総人口は312億人。元々はこの世界のみが地球の全てだった。

ぬもんちゅが #番外編A〜

 ちはるがマスターを務めている、トリコの行きつけのバー。

NEO #227〜

 グルメ大富豪や高名な美食屋・料理人をはじめ多くのVIPが所属している、新しい食の理想郷を目指す組織。GA320年発足。アジトは始まりの大陸北東の島にある。ボスであるアカシアはグルメ界に潜み、組織の運営は専らジョアが行っている。IGOや美食會のみならず、世界中の主要機関にメンバーが潜伏している。

ネオソラニン #169〜

 ポイズンポテトに含まれている、ソラニンの4万倍もの毒性を持つ新種の猛毒。致死量は0.01mgで、僅かな熱や刺激で形や性質を変化させる特性がある。

ネルグ街 #74〜

 ジダル王国付近にあるIGO非加盟のグルメ犯罪都市で、非合法食材が公然と出回る無法地帯。グルメ刑務所の囚人の約1割がここの出身で、犯罪者生産工場とも呼ばれている。身寄りのない子供たちが貧困に喘ぐスラムも存在し、リュウの組の構成員はそこの出身者がほとんど。

北マウンテンエリア #299〜

 100Gマウンテンの北側に位置する、ゴリタウルスが支配するエリア。

ノスタルジア #212〜

 クララマンが経営している民族料理店。

ノッキング #3〜

 細い針の棒など様々な道具を使い、生物の小脳にある運動を司る神経組織(ツボ)を刺激して、一時的に全身麻痺状態にする技術。獲物を生け捕りにするには必須だが、修得には豊富な知識と経験が何よりも重要であり、獲物次第では特許が取れる場合もある。

ノッキングガン デリケートタイプ #16〜

 細く柔らかい針を動物のツボに打ち付け、ノッキングする道具。主に刺激に弱い動物、一瞬の緊張や痛みで即肉質劣化を起こすデリケートな獲物などに使用する。その性質上繊細で高度な技術が必要である上、生体内での分解時間が短く長時間の麻痺効果は無い。定価27万6千円。

ノッキングガン ノーマルタイプ #5〜

 生分解性ポリマーの特殊な針を動物のツボに打ち付け、ノッキングする道具。サイズや型などによって様々な種類があり、価格は18万9千円。

ノッキングライフル ハードタイプ #113〜

 細く硬い針を飛ばして動物のツボにヒットさせ、ノッキングする道具。遠距離仕様であるため、扱いの難易度は非常に高い。

ノッキングラウンド #177〜

 鉄平が研究所を構えている場所。停止した大地と呼ばれるが、詳細は不明。

のろま雨の丘 #209〜

 雨の大陸の中心に存在する、非常にゆっくりと水泡のような雨が降る場所。エアの巨木が間近にあるため、エアの実の影響で密度の濃い特殊な空気が充満しており、非常に抵抗力の強い空間となっている。周囲は地図では海になっているが、実際は様々な激雨が降る豪雨地帯である。

バーナーナイフ #31〜

 切る事と焼く事を同時に行える、特殊調理食材用の特殊な巨大包丁。スタージュンのオリジナルで、おそらく彼以外の人間には扱えない。超高温の炎を纏う刃の威力は、軽い一振りで長大な底も見えないクレバスを誕生させる程。

バーバーグルメ #159〜

 ペンが経営している、食事目的の予約でいっぱいの有名グルメ美容室。店の前に店長の像がある。理髪料金はカットが千円、パーマが2千円、カラーリングが2500円。料理はフルコースを頼むなら最低でも10万円はするが、時間に合わせたコース料理もあるらしい。最近スポーツ刈りを始めた模様。

ハイパーエンドルフィン #26〜

 鈴が使う香水の一つで、脳から鎮痛作用を持つエンドルフィンを分泌させる濃縮液。グルメ八法で使用制限されている。

馬王の丘 #282〜

 雨の大陸に存在する、馬王ヘラクレスが棲息する丘。ヘラクレスの血を引くヘラクたちだけでなく、ジャニスユニコーンやダルマホースも群れに入って一緒に暮らしている。大陸の中でも特に空気が薄く、周辺には相当量のエアツリーが妖食界の住民の手で植えられている。

葉隠れ組 #178〜

 影丸が率いている、グルメ騎士の組の一つ。諜報や潜入などの隠密行動を得意とする。

鋼雲 #277〜

 黄金の沼上空に存在する、リアルミストが何万年も蓄積してできた鋼鉄の雲。自重によって常に少しずつ高度が下がっており、数百年に一度地面に付くほどに深く沈む。すると浮力を得るために大量のアイアンステップを降らせるのだが、再び浮くのに数年は掛かるらしい。

はぐれ島 #247〜

 グルメ界の遙か上空を、行き場所を失ったかのように漂い続ける無数の大陸。一龍が三虎との決戦場に選んだ場所。

化け寿司 #281〜

 妖食界にある寿司屋。

化けの羽衣 #282〜

 化ノコの羽で作られた、妖食界随一の防御力を誇る羽衣。

羽衣薄刃 #122〜

 詳細不明。包丁の芸術といわれる、メルク包丁の一つ。

始まりの大陸 #246〜

 狼王ギネスが君臨する、人間界の北北西に位置するグルメ界エリア2の通称。グルメ界E地区とも呼ばれ、生命の起源とされる。気候や生態系等何もかも異なる環境の大陸が、数千数万と集まっている。GODが眠っている。

蜂の巣平野 #282〜

 雨の大陸に存在する、レーザーレインが降り注ぐ平野。

バッカス島 #29〜

 酒の楽園と呼ばれる島。

八色出刃 #122〜

 詳細不明。メルク包丁の一つ。

バトルアイランド #22〜

 棲息している猛獣たちの闘いが止まない島。バトルフラワーはここにしか咲かないほか、天然のビックリアップルも存在する。

バトルフレグランス #22〜

 鈴が使う香水の一つで、バトルフラワーの花弁から絞り取ったエキスの濃縮液。100倍に薄めた一吹きでも十分に効果を発揮する。対象の潜在能力が高ければ高いほど効果は絶大だが、人間への使用は精神・肉体への負担が甚大すぎるため、グルメ八法で禁止されている。

ハニープリズン #123〜

 世界3大グルメ刑務所の1つで、ラブが所長を務めている世界最大の陸の監獄。巨大な蜂の巣を思わせる外見で崖にぶら下がっており、収容可能な囚人は1億人を優に超える。黄泉への門から数十kmも続く険しい道を、世界中から集められた凶悪犯が日々数百人単位で運ばれてくる。途中には長さ1km超の巨大開閉橋が12ヶ所も存在し、全てグルメIDを厳重にチェックしなければ通る事は許されないほか、見張り目的で徘徊しているAランクの処刑獣もいるため、屈強な護送獣でないとそもそも監獄へ辿り着けない。ただし獣季シーズンの時に限っては、護送獣自体が目覚めた多くの猛獣に襲われ消息を絶つ事も珍しくないという。無事に収監された囚人たちには刑のフルコースが振る舞われ、罪に相応しい食の責め苦が彼らを苛んでいる。

ババリア島 #1〜

 バロン諸島の最南端に位置する島。近海では骨無しサンマが獲れるらしい。

バブルウェイ #185〜

 食林寺の裏山に伸びている、シャボンフルーツが無尽蔵に眠る泡の道。食没の修業に使われる。

はらわた #212〜

 コプリ子が経営しているゲテ物料理店。

バロン湿原 #1〜

 バロン諸島中央部に存在する、ガララワニが棲息している危険指定区域。

バロン諸島 #1〜

 約20万種の生物が棲息している、人間界北東部の熱帯地域に存在する島々。面積は500平方kmで、弱いが乾季もある。巨大な怪鳥が多いことでも有名で、制空権は彼らが握っているため空からの上陸は不可能。

バロンフェンス #1〜

 バロン諸島全域を囲む岩礁。潮の満ち引きとは関係なく、抜けられるルートは唯一十夢の知るもののみ。ただしそのルートは非常に狭く、20t未満の小型船舶しか通れない。

パワー菜切り包丁 #122〜

 詳細不明。メルク包丁の一つ。

パンゲア大陸 #373〜

 エリア0に落ちたグルメ細胞が増殖を繰り返して生み出した、旨味が噴火する巨大大陸。始まりの大地とも呼ばれ、何十億年もの時間を経て大陸移動し8つに散って現在の分布となった(エリア1は移動せずに残った部分)。ちなみに地球のフルコースの頭文字は、最果ての地PANGAEAのアナグラムになっている(Pair、Another、News、GOD、Air、Earth、Atomの順)。

万能薬刀 #221〜

 初代メルクが拵えたユダの愛刀で、蘇生包丁の一つ。

ピースフルアイランド #56〜

 ニコニコマナティやピースフルフラワーが棲息している、世界一平和な島。

光の串 #221〜

 ホリスが愛用している、光でできた串焼き用の串。1本につき1万円。

美食會 #19〜

 グルメ界に総本部を置き、三虎をボスとする非合法組織。GA45年発足。地球のフルコースを揃えて独占し、世界中の食材を牛耳る事を最終目標とする。ボスの側近たるギャルソンと、総料理長・料理長・副料理長などの上級幹部の下に、6つの支部を取り仕切る支部長達がついて組織を動かしている。その組織力はIGOにも引けを取らず、最近では目標達成のために優秀な料理人を千人攫って手駒とする事に尽力している。

美食會第1支部 #63〜

 エルグが支部長を務めている美食會支部の一つで、別名調理補助チーム。回収され仕込みの終わった食材を、料理長の下で調理するのが任務。

美食會第5支部 #63〜

 ボギーウッズが支部長を務めている美食會支部の一つで、別名仕込みチーム。主に特殊調理食材などを対象に、食材の真の味を引き出すのが任務。

美食會第3支部 #63〜

 ジェリーボーイが支部長を務めている美食會支部の一つで、別名食材開発チーム。失われた食材の再生、品種配合などによる新種食材の創製を主任務とする。

美食會第2支部 #63〜

 ユーが支部長を務めている美食會支部の一つで、別名情報収集チーム。未確認グルメ食材の情報収集や隠密行動・探索などを主任務とする。

美食會第4支部 #63〜

 バリーガモンが支部長を務めている美食會支部の一つで、別名調理器具調達チーム。あらゆる調理器具を材料の調達から行って製作し、必要な全てのものを揃えるのが任務。

美食會第6支部 #29〜

 セドルが支部長を務めている美食會支部の一つで、別名食糧調達チーム。支部の中でも一番の花形であり、世界各地から食材を集めてくるのが任務。宝石の肉捕獲失敗の際には責任を問われ、クロマドの手で全員が半殺しにされたという(ギドは死亡)。

美食街道 #277〜

 グルメ界の生物たちによって開拓された、数少ない安全な道。かつてはグルメ界に存在した7つの文明を結ぶ道でもあったというが、この道に入るには類稀なる食運が必要。また八王や厳しい環境を避けて続く安全な旅の経路ではあるが、グルメ界の全てを網羅してはいないし危険な場所も当然ある。

美食四天王 #3〜

 一龍に幼少時から鍛え上げられ、世界のカリスマとなっている四人の美食屋。トリコ、ココ、サニー、ゼブラを指す。

美食鉄道 #8〜

 トリコたちが洞窟の砂浜へ向かう際、利用した鉄道。多くの食材を取り揃えており、車内飲食も可。

美食人間国宝 #64〜

 世界に4人しかいない、食の分野で多大な功績をあげた者に贈られる称号。節乃、珍鎮々、メリスマン、モーヤンシャイシャイを指す。

美食のカーテン #74〜

 センチュリースープの蒸気が風に舞って出来る、光り輝く神秘のオーロラ。百年間閉じていたレストランのカーテンが開き客を招き入れるかのごとく、スープの下への道しるべとなる。

美食丸 #1〜

 十夢が所有している小型漁船。見た目はかなりの年代物だが、手入れはきちんと行き届いている様子。

美食屋 #1〜

 未開の味を求め、未知の食材を自ら探し捕食する食の探究者たち。また、既知のものであっても、他者からの捕獲依頼を受けて動く事は多い。

美炭酸カルシウム #32〜

 詳細不明。ロックドラムの甲殻を形作る物質の一つ。

ビックリ島 #146〜

 IGOが保有している無人島で、ビックリアップルの栽培のためだけに利用されている島。

びっくり農場 #146〜

 ビックリ島に存在する、ビックリアップルの栽培場。美味しく育てるために四六時中爆弾が飛び交っており、騒音が絶えない。

ビックリLv #146〜

 ビックリアップルのビビり具合を示す値。0〜100まであり、数値に応じて価格も決められている。0〜3はレベル×5万円(銃を撃ったり機関銃を乱射する程度)、4〜60はレベル×50万円(バズーカ砲発射やミサイル爆撃程度)、61〜80はレベル×100万円(火山噴火程度)、81〜99はレベル×1千万円(巨大隕石衝突程度)、100は時価(地球爆発!?)。市場に出回った事のある記録では一龍の95と次郎の92が最高で、非公式ながら三虎も90台を出した事があるらしい。

Pippi #212〜

 ぴぴが代表を務めている、予約7年待ちの大人気パン屋。世界中からパンを求めて客が押し寄せるという。

美白湯 #94〜

 ライフにある温泉の一つ。メラニングラミーが飼育されている。

BGA(Before Gurmet Age

 グルメ戦争終結以前を表す年号。

秘密の手帳 #171〜

 アカシアが遺したといわれる手帳。グルメピラミッド最奥部に安置されていた、小松が持ち帰った味仙人たちのレシピ本の可能性あり。

100Gマウンテン #298〜

 猿王バンビーナが棲息している、生物の肉体に反応する特殊な磁力を発する岩石でできた山。山の大陸の中心に位置し、ここを軸にマウンテンエリアが区分されている。山頂に近付くほど地上の10〜100倍の重力負荷がかかり、一度足を踏み入れたが最後下山不可能とも言われるグルメ界でも屈指の危険地帯。山の表面は全て押し潰された数億の生命体の死骸で覆われているが、重力の中心に位置する場所にはかつてバンビーナが恋人と過ごした家があり、中にはその恋人の棺が安置されている。墓としてこの家を選んだのは、彼女があの世で食べ物に困らないようにという猿王の配慮であるらしい。

100面スロット #162〜

 縦横に百面ずつ60種類の絵が描かれている巨大スロットマシンで、グルメカジノの名物。秒速100〜150mのスピードで回転し、終わりに近付くに従って速度が上がっていく上、倍率のいい絵の数も減っていく。絵を全て揃えた場合の最高倍率は100万倍。

フード建設 #100〜

 スマイルが勤めている、笑顔がモットーの建設会社。

フードタブレット #264〜

 IGOがかつてない食糧難に陥った人間界を救うべく、苦肉の策で生産した栄養補助食品。各食材の栄養価のみを詰め込んだ錠剤で、味も素っ気も無いが栄養だけは得られる。値段種類により多少異なるが、10〜15円と非常に安価。なお全て番号で管理されており、例えばアーモンドキャベツはNo.2029のカプセル。

フードパーク広場 #194〜

 人間界の中心部に存在する、総面積600平方kmの約8億人を収容できる公共広場。数々のグルメイベントが催されたり、有事の際の避難場所に使われたりする。

フードライン #100〜

 グルメ建設都市として有名な町。レストランやスーパーマーケットの建設・インテリアデザイン・グルメ病院やグルメ図書館の建築工事といった、国やIGOの公共事業も手掛ける企業が多く集まっている。また名のあるグルメ建築家やグルメデザイナーなど、グルメ専門のクリエイターも多く輩出している。

冬のライオン #55〜

 十夢とトリコが、テリーの食欲不振問題で相談場所に選んだバー。

ブラックトライアングル #325〜

 グルメ界C地区とも呼ばれるエリア6中心部に存在する、鯨王ムーンが全てを飲み込む黒い海域。別名出汁海。ムーンが光すら飲み込むためこの海域は常に暗く、かつて月ほどの大きさの隕石が音もなく消息を絶ったという、グルメ界でも10指に入る闇の危険区域。食霊の門が存在する三つの大陸(東6・美波6・西6)によって形作られているが、その各大陸についても危険度は非常に高い。幅10kmを超えるトルネードに囲まれていたり、捕獲レベル2千を超える怪獣たちがうようよしていたりする。水深はグルメ界でも三番目に深いという3万mで、旨味の層が動物の部位のように分かれ深くなるほど旨味が強くなる。部位によってはそのままスープに出来たり、ソースに使えたりと有用性が高く、大昔にはこの海域だけでフルコースを完成させた料理人も大勢いた。旨潮の流れの原点且つ全海洋の味の出発点であるが、それらは全てアナザが絶え間なく生産し続けているのである。七獣を代表としてここに棲息するサンゴや貝、果ては岩石までが特殊な調理器具の材料になる。

ブランデーの泉 #176〜

 酒豪諸島に存在する、超芳醇なブランデーが湧き出る泉。発見された時は、世界中で噂になったらしい。

フリーズシーズン #128〜

 死季の森における、冬に相当する12〜2月の凍季のこと。−200℃という全てを凍らせるブリザードが吹き荒れ、3ヶ月間片時も止む事はない。

フリーテイスト #212〜

 CMゴロンが経営している、未知の味が味わえるレストラン。

プリズンサブマリーン #126〜

 世界3大グルメ刑務所の1つで、深海2千mに沈んでいる海中の監獄。周囲の海水は約400気圧もの水圧が掛かっており、凶暴な肉食魚がうようよいる。

Prince #212〜

 あんよJrが経営しているスイーツ店。舌だけでなく、全身を蕩けさせる甘味が味わえる。

BLUE・INN #330〜

 コンドルウインドーが経営している深海草料理店。

ブルーグリル #327〜

 ジャイアントシェルの内部に存在する、ドン・スライムが自身で創造した巨大海中グルメ都市。グルメ界にありながら最も巨大で最も栄えた文明であり、手練れの料理人も山ほどいる上、その賑わいはグルメ時代最盛期の人間界にも劣らない。昼夜はもちろん行政機関も法律も存在し、全人口は5億人にもなるため国家と言っても差し支えない規模を誇る。グルメ速報などの人間界と変わらない通信インフラも充実していて、情報の伝達は相当に早い。ただし港町にはいわゆるスラムが存在し、半年に一度の身体検査(選別)で精神的に問題ありと診断された住人は魂の取引を強制される。そして魂の入れ替わった体は、常しえの厨房でドン・スライムの復活プロジェクトに参加させられる。また体に問題ありと診断された住人は、軽度であれば過酷な労働に回されるが、重度の者は生きたままGOD調理用の旨味として肥料にされる。そもそも全住民の祖先はブルーニトロの奴隷で、無理やりグルメ細胞を注入された彼らの遺伝子が今の世代にも色濃く受け継がれており、それが傷や障害となって表れているのである。ここでは星の代わりに貝で料理人のランク分けが為されており、最高ランクである十貝は5人のみ。また都市だけでなく広大な自然界も存在しており、陸上動物たちが独自の生態系を築いている。ちなみに216年前、一龍もここを訪れた事がある。

フレグランスソード #221〜

 専用の道具を用いて、剣の形に固定したフレグランス。

フレグランスバズーカ #48〜

 フレグランスを銃弾として撃ち出す大口径のライフル。

ベジタブルスカイ #103〜

 成層圏の下部(標高約2万m)、赤道付近の雲上に存在する天空の野菜畑。ウール火山などの火山灰でできた雲に植物が根を生やし、豊富に含まれるミネラルを栄養に陸地と変わらない土壌を形成している。独自の野菜が無数に育っている野菜天国で、辿り着いた者は世界でも数人というが、そのほとんどが菜食主義者になって戻ってきたらしい。

baby baby

 ニースがシェフを務めているベビーフード料理店。

ヘビーホール #117〜

 メルクマウンテンの北方30kmに位置する、人間界で最も地下深い洞窟。地下数万mという深さに加え、特殊な磁場と気圧の関係から地球の引力の影響を非常に大きく受けるため、体感重力は約5倍にもなる。人間界でも屈指の危険度を誇り、猛獣の平均捕獲レベルも50以上である。

ヘビーロッジ #68〜

 グルメタウンの中心部に存在する、モリ爺が経営するバー。世界中から名だたる美食屋が食の情報と仕事を求めてくる他、屈強な美食屋を求めて依頼人も多く集まる(モリ爺の目利き頼り)ため、出会いの逆場とも呼ばれる。

ヘるスィ〜 #103〜

 グルメタワーのフォークビル上層階(標高約1092mの273F)に店を構えている、7ツ星の焼き肉店。実は野菜がメインという珍しい店で、肉は野菜の味を引き立てるためのものに過ぎない。

変化ソード #280〜

 妖食界で売られている武器。詳細不明。

豊穣豊漁ノ行 #348〜

 グルメ教信者に必ず課される、三大行経想の一つ目。別名グルメ行脚。豊穣豊漁の地における収穫作業を無償で奉仕し、収穫した旬の食材には一切手を付けず次の地へ向かう事を繰り返す。時には捕獲レベルの高い獲物も狩らなくてはならず、更に丸一年不眠不休で続けなければならない。

捕獲したくない生物ランキング

 IGOが毎年公表しているランキングの一つ。基本的には危険度や気持ち悪さが際立つ生物が上位にランクインする。

捕獲レベル #1〜

 GA30年にIGOが導入した、捕獲の困難さを示す数値。単純に標的の強さで表すなら、最弱の「1」が猟銃を持ったプロのハンターが十人掛かりでようやく仕留められるというもの。ただし標的自体は強くなくても、環境等が厳しくて高レベルになっている場合も多い。

ポケットフードプロセッサー #144〜

 中に入れた食材を一瞬で粉砕・混合し、即席のふりかけにするグルメアイテムの一つ。

星屑の川 #246〜

 ブラックトライアングルにおいて、アナザが通った後に流れる美しい川。

星のフルコース #279〜

 宇宙中の各惑星に存在する、数百年に一度地表に滲み出る星の旨味を食材としたフルコース。グルメ細胞で調理された惑星が爆発して最期を迎えると、その莫大なエネルギーにより大量の重元素が合成される。その際に旨みも圧縮され、それまでの旨みを超えた新たな食材の素となる。そうやって何億年もかけて生まれ変わり、次の惑星と共に生み出されるのである。地球の場合は、一般的にアカシアのものとされているフルコースがこれに該当する。どれもグルメ界で文明が存在した場所に眠っており、全てを食べればグルメ細胞の力を完全に制御できるようになるものの、正しい順序とルートに従わないと決して入手できない。元々はグルメビッグバンに起因する宇宙の膨張により、凄まじい勢いで飛び散った数多の食材からある神の家族が持ち出し護った食材であるという。

ホテルクッキング #214〜

 クッキングスタジアムの中に存在する、十星の最高級ホテル。最上階(55階)には特別スイートルームがある。

ホテルグルメ #1〜

 小松が料理長を務めている、IGO直属の高級ホテル。最上階(97F)に展望レストランがある他、別館としてプライベートテラスもある。同系列のホテルが世界中に存在するようで、所属している料理人も多いと思われる。ランクは当初5ツ星だったが、小松の功績により6ツ星、7ツ星と昇格していく。

白い森林(ホワイトフォレスト) #35〜

 リーガル島内に存在する、島で最も数多くの猛獣が棲息している森。黒草の草原から500kmほど北に位置する。

マグマシーズン #128〜

 死季の森における、夏に相当する6〜8月の溶季のこと。周辺一帯に溶岩が噴き出して気温は70℃を超え、常人では空気の熱だけでも皮膚が火傷になる。

マザー・ウッド #74〜

 ライフの中心に聳え立つ、国のシンボルにもなっている療樹。食の宿屋という別名を持ち、内部は多くの再生屋が宿を構える癒しの空間となっている。

マザートルネード #325〜

 遙かな昔、マザースネークがグルメ界エリア6を通った時に出来た足跡。文字通り竜巻の道であり、太古より勢いが全く衰えていない空の立ち入り禁止区域。マザースネークが鯨王ムーンと戦ったから巻き起こったとも言われるが、確かな原因は定かではない。

マジックハニー #212〜

 蜜郎が務めているケーキ屋。手品のような味のマジックが楽しめる。

マッシュルームウッド #34〜

 リーガル島内に存在する、大小のキノコが無数に生えている場所。

マッハ

 トンが店長を務めている料理店。

マリリンの鍋 #332〜

 メリスマンの著書の一つ。500ページを超える感動巨編だというが、詳細は不明。216年前に一龍がブルーグリルに持ち込んだ一冊を、アサルディーが所持している。

美久呂 #64〜

 グルメタウンにある高級回転寿司店。

水切り山 #301〜

 高さ1500mを超える山がマッハ1で海を跳ねていく、グルメ界の名物の一つ。全く減速せずにひたすら跳ねていくが、その間に風・気温・陸・海など様々な要因で次第に削られ、一週間かけて地球一周(距離にして22万km)する頃には小石となっている。原因不明の天候の一つとも言われるが、真相は猿王バンビーナの単なる暇潰しである。

ミストシーズン #128〜

 死季の森における、秋に相当する9〜11月の霧季のこと。猛毒の濃霧が周辺一帯を漂い、1m先の視界も効かなくなる。毒は1呼吸で呼吸困難、2呼吸で意識障害、3呼吸で心停止を起こすほどに強力で、引火性もある。

三つ串 #212〜

 ホリスが経営している串焼き屋。

緑の宇宙 #396〜

 グルメビッグバンで形成された、五色の宇宙の一つ。美食物質が満ち溢れている。星のフルコースを持ち出した神の内、次男が護っている宇宙である。この宇宙の出身者は緑の細胞を持ち、緑の食材を好む。

無限ペティナイフ #122〜

 詳細不明。メルク包丁の一つ。

メガレイン #279〜

 雨の大陸に降る雨の一種。巨大雨ともいわれ、バカでかい雫が大量に降ってくる。

メジャートング #173〜

 第1グルメ研究所で開発された、新しい捕獲レベル測定器。マーキングカメレオンの舌で作られていて、猛獣の強さのみを測る単純なものだが、捕獲レベル999まで正確に測定が可能。射程距離は50m。

メリア #144〜

 黒の湖に存在する、メリアが経営しているバー。危険区であるが故に密談に適しており、客は国の大統領や大臣、もしくは交渉や取引のために現れる脛に傷を持つ者たちが多い。

メルク包丁 #64〜

 世界最高の研ぎ師メルクが作った、最高級の包丁の総称。種類によっては使用に免許が必要なほどに危険な切れ味を持つため、素人が気安く手にして大怪我をしたという話も多い。安いものでも1本につき数十万円は下らない。

メルクマウンテン #114〜

 頂上に研ぎ師メルクが住んでいる、標高4千mの切り立った岩山。初代が用意した階段(2万段ほど?)があるものの、そのサイズは本人専用な上に猛獣も数多く、常人では到底頂上まで到達できない。そして上空には巨大な鳥獣類が席巻しており、空から頂上へ向かうのも不可能に近い。ちなみに頂上には、初代メルクが掘り起こした温泉が湧いている。

土竜 #118〜

 グルメ横丁に存在する、ゆうじが経営している8ツ星のホルモン焼きの店。一口食べたら止まらない無限のホルモン焼きを提供している。

もっこり化学 #8〜

 医薬品を主に扱っている企業。フグ鯨捕獲のために名のある美食屋を雇う事に成功し、株価が暴騰した。

モルス山脈 #149〜

 標高1万5千mを超える、人間界で第5位の高さを誇る濾過機能に優れた山々。麓にはデスフォールのほか、千を超える川や湖が存在する。その水は河口に至るまでに栄養を全て山々に吸い取られ、50m近い透明度を持つ冷たくて石灰分の多いものとなっている。よってプランクトンが少なく、生物が棲むにはあまり適さない。ちなみに山々が吸い取った栄養分は、全てモルス油としてデスフォールの内側にある洞窟へ集束し、サンサングラミーの棲息する池になっている。

モンキーフェスティバル #310〜

 山の大陸で数百年に一度行われる、猿武の師範が猿王に挑む祭り。略してモンフェスとも言う。当初は猿王に猿武の腕を披露するためのものだったが、次第に八王の椅子を得たいという欲が芽生え猿王への真剣勝負へと変わっていった。現在では全種族の猿たち50億頭が注目する、大陸最大の祭りとなっている。行われる競技は毎回変わり、猿相撲・サルボクシング・サルレスなど種目は多岐に亘るが、師範が一対一で挑むのが通例。

モンスターシーズン #128〜

 死季の森における、春に相当する3〜5月の獣季のこと。平均捕獲レベル60という凶暴な猛獣が数百万頭も目覚め、森中を徘徊する。

モンバー共和国 #109〜

 詳細不明。ワッベン大統領が治めている。

悶々 #265〜

 人間界荒廃後も細々と経営を続けている、元高級中華料理店。ランクは1ツ星。

八王 #252〜

 グルメ界に棲息する獣の中でも、迂闊に手を出してはならないとされる伝説の猛獣たちの総称。竜王デロウス・狼王ギネス・烏王エンペラークロウ・蛇王マザースネーク・鹿王スカイディア・鯨王ムーン・猿王バンビーナ・馬王ヘラクレスの八体を指す。時代は違っていたものの、いずれも地上を支配し最強と謳われた獣の王たちである。今もなお子孫が最強の遺伝子を受け継ぎグルメ界の各大陸を支配する事で、複雑に入り組んだ生態系のバランスが保たれている。グルメ界の住人が独自の文明を開化させられたのは、彼らに守られ生き延びられたからだといい、その度に生贄をささげる事で感謝の印としてきたという。彼らに共通しているのは比類なき強さと、僅かな地殻変動や気候変化にも気付き将来の危機を察知する敏感さに他ならない。いずれも多くの足跡(人間大のものから超巨大なものまで千差万別)を各地に残しているが、それを残した時の機嫌や個体によって不毛の大地・美しい花畑や湖・多種多様な生物の溜まり場など様々な様相を呈する。なお一度でも他の生物に敗北を喫した者は王でなくなり、群雄割拠の争奪戦が開始される。

矢作KOUSUKE #8〜

 出版社の副編集業を主に担当する企業。フグ鯨捕獲のために名のある美食屋を雇う事に成功し、株価が暴騰した。

山の大陸 #294〜

 猿王バンビーナが君臨する、人間界の西南部に位置するグルメ界エリア7の通称。別名をモンキーレストランといい、知能が高く恐ろしく強い猿たち約50億頭に支配されている。彼ら全員が猿武の使い手であり、驚異的な再生能力も備えているため簡単には死なない。グルメ界において唯一無差別の捕食が許されず、屈強な猛獣たちも力によって服従させられていて、社会と食のルールで厳しく統率が取られている。グルメ界最大のグルメの園に次ぐ広大さを持ち、その面積は8億4千万平方km。面積の7割が切り立った山々であり、100Gマウンテンを中心に東西南北4つのマウンテンエリアに分かれていて、それぞれを師範が取り仕切っている。山・川・湖などあらゆる場所に棲息する動植物の全てが、世界でも5本の指に入るほど巨大な種ばかりというマンモス大陸。それらは皆ペアの恩恵によるものだったが、ブルーニトロがペアを奪うようになってから大陸の栄養は激減、サンドリコの発生によって少しずつ戻り始めているところだという。かつてはブルーニトロの奴隷だった者たちが興した王国が栄えていたが、ペアの正しい捕獲法を描いた壁画の情報収集を目的としたブルーニトロが侵入。それをカカが裏切ったせいだと勘違いした猿たちが反乱を起こし、王国は敢え無く滅亡して今では地下に遺跡が残るのみ。

闇肉 #160〜

 ジダル王国中心部の市場に屋台を出している店。非合法食材の肉を売っていると思われる。

闇の包帯 #280〜

 妖食界で売られている防具。詳細不明。

闇料理対決 #217〜

 第50回クッキングフェスティバルにおける、本戦トーナメント1回戦。クッキングスタジアムに用意されたテントの暗闇の中で、嗅覚・直感・経験を頼りに食材を入手し調理を行う。用意された食材の中には、不味いモノや特殊調理食材なども含まれているという。

行く末の島 #295〜

 雨の大陸の南南東に位置する、旅立つ者の前途を暗示すると言われる島。山の大陸に最も近い。

ユトウ島 #110〜

 悪霊たちの港が存在する、グルメ界と人間界の境にある島。あらゆる侵入者を欺く霧の大陸で、付近には毒潮もある。雨の大陸とは黄金の沼を挟んで隣接している。

妖食界 #215〜

 雨の大陸に存在する、かつてグルメ界に存在した7つの文明の一つ。ダルマ仙人やヘラクをはじめ、河童や鬼など一般的に妖怪と呼ばれる者たちが暮らしている。しかし妖怪たちの先祖は元は普通の人間であり、大昔に四獣に攫われてブルーニトロの奴隷になっていたらしい。その際にグルメ細胞を直接注入され、挙句適合に失敗して化け物化した者たちの末裔が、現在の妖怪たちであるという。

妖食三獣士 #282〜

 妖食界を代表する、若き三戦士の事。現代では青鬼のディナー・河童のノッシュ・天狗のブランチの3名を指す。ちなみに先代はマッピー・たけし・のぺ吉の3名だったらしく、実力も彼らの方が上だったとか。

妖食物産展 #281〜

 たまに人間界で開かれる、妖食界の料理を食べられるイベント。天狗の城を始め、多くの出店が軒を連ねる。

妖食村 #280〜

 妖食界に存在する、ダルマ仙人が村長を務める村。

欲望の迷宮 #161〜

 グルメカジノの一般メインエリア。グルメコインをチップとして様々なゲームで遊ぶ事ができ、所持コインの金額に応じた景品を入手する事ができる。なお、ここでの景品は違法食材ではなく、割合普通の高級食材。

黄泉への門 #125〜

 地獄の入口と呼ばれている、ハニープリズンへ続く門。通されるのは終身刑以上を受けた凶悪な重罪人のみで、二度と戻ってくる事はない。道には凶暴な処刑獣たちが犇めいており、囚人の脱走を阻んでいる。

ライスビーチ #213〜

 クッキングアイランドの名所の一つで、お米の砂浜。トライアスロンクッキングのスタート地点。

ライタースーツ #69〜

 センチュリースープ捕獲に向かう美食屋たちのために、カーネルが人数分用意した防寒服。耐寒性の高いゴム状の素材が幾重にも重なっていて、それらが摺り合う摩擦熱で全体を高温に保つ。保温性はブリザードベアーの毛皮にも匹敵するという。価格は1着につき700万円。

ライフ #74〜

 癒しの国と呼ばれる美容と健康の街があり、天然の薬品や治癒食材が多く揃う一大療養地。中心部にはシンボルであるマザー・ウッドが聳え、最先端医療ではなく自然の癒しを求めて、世界中から重傷者や病気の患者が集まってくる。国内に一つだけ存在する総合病院も、全て天然の自然物で治療を行う世界唯一のナチュラル医療機関。

命球(ライフ) #171〜

 持ち主が致命傷を負った時、代わりに砕ける身代わり用の球。正確には宿っている食霊が身代わりになるらしい。例えどんな死であろうとも、持ち主はこれが砕ける代わりに生き返る。

乱中華包丁 #122〜

 詳細不明。メルク包丁の一つ。

リアル地球儀 #325〜

 IGOが開発した大型の地球儀。衛星から捉えた画像を基に地形などが細かく再現されており、引力装置まで備わっている。この地球儀上で緻密な計算等により導き出されたルートは、実際の世界においても高い互換性を示すという。価格は15億円。

リアルミスト #274〜

 雨の大陸の一角を覆う、豆乳道が生み出す霧。無限の可能性を秘めた大地の息吹とも言われ、迷い込んだものに様々な幻を見せる。

リーガルウォール #36〜

 リーガル島内にある、リーガル高原への入り口。高さ3千mの断崖絶壁。

リーガル高原 #31〜

 リーガル島内にある、リーガルマンモスが棲息している場所。凶暴な猛獣たちが犇めき合っており、悪魔たちの棲み処と呼ばれている。

リーガル島 #19〜

 島全体が第1ビオトープとなっている、50万平方kmもの面積を持つ絶海の孤島。島の周囲には5千m級の山脈が連なっており、海からの上陸は非常に困難。

リーダーたけし #8〜

 リーダー業を営んでいる企業。フグ鯨捕獲のために名のある美食屋を雇う事に成功し、株価が暴騰した。

リグ #173〜

 トリコと鈴がグルメサンタとして配給に向かったスラム街。

陸海の丘 #264〜

 グルメ界に存在する、まるで海のような陸の連なる丘。海と同様に波があり、荒れると非常に危険。

陸海の森 #339〜

 始まりの大陸に存在する、まるで海のような陸の上に出来ている森。海と同様に波があり、荒れると非常に危険。

リドルチャプター #273〜

 IGOがメジャートングに次いで開発した、最新型の捕獲レベル測定器。お盆にも兼用できるタブレット端末であり、付属のリストバンドから出るレーザーポインターを食材に当てると、捕獲レベルを始めとする詳細情報が表示される仕組み。手首のスナップがそのスイッチになっており、射程距離は無制限。人間界はおろかグルメ界の食材データまで数百万種にも及ぶ食材の情報が入っており、その基となったグルメIDカードはペアのものである。

リフトハウス #129〜

 砂塵の谷上空に設けられている、サンドガーデンへ続く唯一の交通手段。片道だけで1ヶ月は掛かる上、旅行客はリフトの利用料とハウスの1ヶ月分の家賃を支払わなければならない。もしハウス内の備品などを破損すれば、当然ながら別途修理費を請求される。

竜王 #68〜

 マッチの愛刀で、レオドラゴンの牙を加工した名刀。

竜宮塔 #212〜

 マミが経営している、海中に聳える海中料理専門のレストラン。

涙花の想 #348〜

 グルメ教信者に必ず課される、三大行経想の三つ目。食糧受難の時代の人々を悼んで瞑想を行い、涙を流し続ける事で涙花を咲かせる。開花まで何年掛かるかは誰にも分からない上、咲くまで決して涙を止めてはならない。

レアアース砂漠 #129〜

 資源砂漠の一種で、レアアースでできている砂漠。

零 #212〜

 零春が経営している、十星の中華料理店。

冷光 #330〜

 ジャイアントシェルの内部に、常に射している光。ジャイアントシェルの休息時にはこれが弱くなり、ブルーグリルは夜となる。

霊魂炉 #333〜

 グリルスタジアムの名物。生に飢えた魂たちの燃え上がる食欲を燃料とし、食霊たちの食念が炎のように燃え盛る。引きずり込まれた生物は、為す術なく食霊たちに精気を吸い取られ死に至る。

霊食 #324〜

 鯨王ムーンが食べ、魂の世界に吐出された食材の総称。総じて味がほとんど無く、新たな味覚を開花しないと美味しく食べる事は出来ない。またこれを捌くには、金の調理器具が必要不可欠。

レインタウン #110〜

 雨の止まない町。湿度が常に一定に保たれている。

レーザーレイン #282〜

 蜂の巣平野に降り注ぐ、文字通りレーザーの雨。

レストランザウス

 ザウスが経営しているレストラン。

狼王の牙 #244〜

 次郎が所持している、狼王ギネスの爪を加工したと思われる武器。詳細不明。

ロストフォレスト #158〜

 人間界最大といわれる、総面積3千万平方kmの巨大樹海。特殊な磁場が電波を妨害し、羅針盤やGPSも役に立たないため、一度迷い込んだら二度と出られない。この中のどこかに、食林寺の本部や雲隠れ割烹が存在する。

ロト共和国 #24〜

 ドヘム大統領が治めている、IGO加盟国の一つ。

ワープキッチン #339〜

 裏の世界の一種。非常に時間の流れが緩やかなため、本来なら調理に数十万年掛かる食材の調理も可能となる。

ワープロード #344〜

 裏の世界の一種。非常に時間の流れが緩やかなため、ほぼタイムラグ無しで目的地に辿り着ける。

ワールドコネクト #125〜

 世界のグルメ都市を繋ぐ巨大線路。

ワック大陸 #110〜

 三途の道が存在する、グルメ界と人間界の境にある島。

わっしょいステーキ #161〜

 グルメカジノに店を出している高級ステーキ店。